若い子だけの物じゃないよ☆大人袴の選び方とコーディネート

着物グッズ

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「若い子だけの物じゃないよ☆大人袴の選び方とコーディネート」のお話です。

袴は若い人だけのもの?

袴・・・履いてみたいけど若くないと着ちゃダメかな・・・。
と思って手を出せない人、いませんか?
SNS上でもよく見かける問いですし、
何より私自身がそう思っていました。

そして若い方の中にも
卒業式で履いた袴・・・1回しか履けてないよ・・・。
でももう学生じゃないしなぁ・・・
着たら変かなぁ・・・・
と思っている方いらっしゃるのではないでしょうか。

漫画「はいからさんが通る」の紅緒さんのイメージも強く
現在では大学の卒業式に女性が着ているますから
どうしても「女学生=若い人」が着るものというイメージなんですよね。

でも可愛い!着たい!!年甲斐もなくって言われるかな・・・。
いやいや、でも剣道とかだとみんな着てるじゃない?
などなど悩んだ数年前の私が色々検索してみたところ、でてきたのは

身体を動かしやすい袴は
女学生だけでなく女中さんや職業婦人なども着ていた
というお話。

明治初期、袴は男性用と同じものを使用していましたが
明治16年に禁止されます。
その後下田歌子さんという明治の星教育界の巨匠によって考案されたのが
現在の女袴と言われています。
その考案された女袴を着て学生時代を過ごした女性たちが
社会人になっても動きやすい袴を着続けたというのが女袴の近代の歴史です。
(出典:綺陽装束研究所

これを見た私は思いました。
それなら大人が着てもいいってことじゃない☆と。

動きやすそうだし、可愛いし、やっぱり着たい!
ということで早々にチャレンジしました。

大人袴の選び方

大人が履いてもいいってことは分かったし、袴を履いてみよう!
とは決めたものの、実際のイメージが「女学生」であることに変わりはありません。
事実がどうであれイメージってありますものね。

若作り、イタイ、ナニあれ・・・とは思われたくない。
と思った私が袴を着るに気を付けているポイントはこちらです。

普段着としての大人袴のお話です。
卒業式の袴スタイルをやりたいのであれば
このポイントは当てはまらないかと思います。

無地のものを選ぶ

現在世の中で出回っている女性用袴は
やっぱり卒業式を意識して作られたものがほとんどです。

その中には無地、グラデーション、刺繍付き、最近ではレースのもの・・・
と沢山の種類があります。

私が選んだのは無地の袴
純粋に着回しがききそう☆
と思ったからですが、
刺繍やグラデーションよりも落ち着いた印象になりやすく
最初の袴としては使いやすかったように思います。

そして派手さがない分、
卒業式のめでたい感じが出ないように感じました。

レースの袴は私が選んだころには見かけなかったので
選択肢にありませんでしたが
アンティークっぽくもできそうですし
レース袴も着回しがききそうだな☆と思っています。

 

(こういうひと癖あるものも可愛い)

合わせる着物は小袖で

卒業式の袴スタイルに合わせるのはお袖の長い振袖ですが
振袖と袴を合わせると、どうしても「卒業式の娘さん」ぽくなってしまう。
私が着るときは短いお袖の着物と合わせます。

振袖は華やかな模様が入っていることが多いので、
小袖にするだけで華やかさが減り
「普段着」っぽくなります。

私が去年山手線の中で見かけたのは
大島紬と袴を合わせているスタイル
見かけた瞬間に「カッコいい!」と思って
その週末に真似しました(笑)

紬など「ザ・普段着」と合わせると
グッと日常っぽくなります。

帯の結び方

通常、袴は半幅帯を文庫結びにして
そのリボン部分に絡めるようにして着付します。
卒業式の袴の後ろ姿がこんもりしているのはそのせいですね。

私も最初はそのように着付していましたが
途中からはペタンコ結びにして袴を着るようにしました。

背中がすっきりして見えますし
背もたれにもたれることもできてこれは便利です☆
文庫にひっかけているのと違うのでずり落ちない・・??
と最初は不安でしたが、
しっかり結べば特に問題はありません。

結び方はカルタ結びでも帯結ばない帯結びでもOKです。
すっきりした後ろ姿はクールな印象になりますし、
お腹の厚みも隠せて万歳です(笑)

→関連記事「「帯結ばない帯結び ayaayaさん著」レビュー」

コーディネート

以上のことを踏まえて、私が過去にやった袴コーデはこちらです。

友人宅で家飲みコーデ

こちらは初めて袴を履いた時のコーデです。

友人の家でホームパーティーだったのですが、
畳の上に座る際も正座でなくても良いのでとっても楽でした。

これと同じようにお花見やピクニックの時など
椅子ではなく地べたに座る時に袴はとっても便利です。
足を崩しても裾が乱れたりしませんからね☆

色無地と合わせるコーデ

こちらは単衣の色無地と合わせたスタイル。
ちらりと見える半幅帯と半衿は同じようなチェック柄にしています。
使う色の数を少なくするのもすっきりした印象を作ってくれます。

この日は雨上がりで地面が濡れていましたが
袴は洗える素材のポリエステルなので、
気にせず着物を着ることができました。
足物はレインブーツです。

一般的に出回っている袴は化繊でできているものが多いので
濡れや汚れにそこまで神経質になる必要がないというのも嬉しいポイントです。

水色と紺色の組み合わせは
「新撰組みたい!」
と言われ、確かに!と思いました(笑)

浴衣と合わせるスタイル

こちらは浴衣と合わせたスタイル。

浴衣と合わせるのはアリかな・・・と思っていたところ、SNS上で
浴衣と合わせるのも涼しくていいですよ」
と言われてチャレンジしてみたものです。

やってみて思ったのは確かに涼しい!ということ。
下半身がタイトにならないので風通しがいいのです。

逆に冷房が寒い!という場合も
袴なら内側にレギンスを履くこともできます。
夏場の体温調整にも便利なのです。

3つはどれも別のものと合わせていますが、
どれも女学生とは思わせない大人カジュアルになっていると思います。

 

 

まとめ

袴は女学生の卒業式だけなの?と思っている方!
そんなことないです!
大人も袴ファッション楽しめます☆

コツは

・無地のものを選ぶ
・合わせる着物は小袖で
・帯の結び方はペタンコで

袴履いてみたいなーという方の参考になれば幸いです。

では、また次回。
じゃぃねー。

 

 

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