【初心者向】最初の1枚どれにする?帯揚・帯締の選び方

着物グッズ

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は最初の帯揚・帯締の選び方についてです。

最初に欲しいのは・・・

着物を着よう!
と思ったら、まずは着物や帯を選びますよね。
着物の雑誌や本もコーディネートは着物と帯を並べているものが多いです。
それを見て
「この組み合わせ可愛い!」
と思っていざ自分で組み合わせてみようとすると足りないものがある。。。
それは小物たち!

帯揚・帯締・半衿・足袋・・・・。
これは・・・何色を持ってきたらいいの・・・?
ってなったことありませんか?
私は初心者キモノスキーの頃よくそれで悩みました。

本や雑誌を見ると
「小物だけでこんなに表情が変わります☆」
みたいな特集は見るし、
確かにそれはそうなんだけど、
初心者キモノスキーにとって沢山小物を揃えるのは難しい。。。
だって他にも揃えるものが沢山あるし、
同じようにお金を出して買うなら着物や帯が欲しいよ!!
と思いません?

表情を変えてくれる沢山の小物たちはむしろ上級者向けで
初心者キモノスキーにとって欲しいのは
「汎用性のある、何とでも馴染んでくれる小物」
なのではないでしょうか。
少なくとも私はそうでした。

なので本日は初心者キモノスキーへ私なりの
「最初の帯揚・帯締の失敗しにくい選び方」
をお伝えしようと思います。

初心者キモノスキーの頃の私は
半衿・足袋まで気が回らず
ひとまず絶対必要な帯揚・帯締に迷ったので
今回はそこに絞って書いてみます。

→関連記事「楽ちんでお洒落なカラー足袋ソックスのメリットとデメリット」



選び方

まずはじめに

「最初に手に入れるべき帯揚・帯締はこちら!」
とハッキリ言えればそれはもう最高に分かりやすいのですが、
世の中にそういう情報がないということはまぁそういうのはないということです。

なのでどうやって選んでいけば
「自分にとっての汎用性の高い帯揚・帯締」
に近づけるか・・・という感じです。

自分にとって使い勝手のいい色がはっきり分かっている人は
もちろんそれが最高ですが、
ここでは「そういうのは分かんない」という人を対象に進めます。

 

自分が着たいイメージの人をよく見る

まずは自分の好みのコーディネートを見つけてみましょう。

本や雑誌やネットを検索すると
コーディネートはたくさん出てきます。
写真でもイラストでもそれはOKです。

ページをめくりながら(もしくはスクロールしながら)眺めていくと
「こういうの好きだな」
っていうのがぼんやりと見えてきます。

現代もののパリっと鮮やかなコーデが好きか
アンティークの華やかな感じにキュンとくるのか
色使いの少ない渋いものに憧れるのか・・・。
なんとなく方向性を見てみましょう。

これは今後自分が買い足していきそうな傾向を確認できるし、
素敵なコーデを見るのは眼福な時間です☆

そして好きだなと思ったコーディネートの中で
使われている小物の色をしっかり見ましょう

コーディネートを見るとき
どうしても大きい面積に目を奪われがちなので
意外に着物と帯しか見えていないことは多いです。

そこを「好きだな」と思ったならちょっとじっくり小物まで見てみる
そうすると自分の好みがちょっと深く見えてきます。

淡い色でふんわりまとめているのが好きなのか、
濃い色でキリっと締めているのが好きなのか、
着物や帯はあまり色味を使わず挿し色として使われるのが好きなのか、
全体のトーンはくすんでいるほうが好きか鮮やかなほうが好みか・・・。

自分の傾向を掴んで選んでみましょう。
そこで「好みだな」と思うものによく使われているタイプが見つかればめっけもん。
その好みのものに似たものを探してみましょう。

→関連記事「初心者の頃着物コーデの参考にした本ベスト3!」

そんなの分からん!という方は・・・

いや、自分の好みも分からんし、どれを眺めても素敵だなーと思っちゃって絞れないよ!!
という方はですね・・・。

小物の色を揃えてみる。

のがお勧めです。

半衿・帯揚・帯締・足袋。
小物の色を揃えるとそれだけで統一感が出るので
大体何を合わせてもイケる感じになります。

私はそれなりに小物を揃えてきた現在も
「あー・・・小物困ったな・・・」
と迷う時はこの手法でバランスを整えています。
離れた場所に同じ色があるとグッと統一感が出るのでお勧めです。

私の最初の小物は

ではそれを踏まえて私は最初にどんなものを買ったのか。

それはこちらです。

優しい黄色の帯揚とマルチカラーの帯締

私にとって「使い勝手のいい色」は黄色だなと思ったのでまずは黄色い帯揚を選びました。
特に着物をはじめた最初の頃は
鮮やかな色の中でも比較的くすんだ感じを好む傾向にあったので
どんな色とも馴染みそうな色を求めていました。

青も赤も緑も受け入れてくれる黄色・・・最高じゃん。
と思って選びました。
黄色と他の色の組み合わせは私にとって楽に安心できる感じにしてくれるのですよね。
まさに最初に言った「使い勝手のいい色」なわけです。

私は最初の頃鮮やかな色を纏いたかったので
着物と帯を馴染ませてくれる主張のあまり強くない色。が良かったのですよね。
もし「小物が挿色になるようなコーデ」が好きだったら
鮮やかな青とかを選んだかもしれません。

マルチカラーの帯締については母親のお下がりですが
最初に手に入れたのはこの子です。

個人的にマルチカラーは黒と同じくらい使い勝手がいい
と思っているので、これは本当に使いやすいです。
このマルチカラーの帯締については
リサイクルショップで似たようなのを見かけたこともあるので
よくある感じのものなのかもしれません。

最初の小物は失敗しなかったのか?

結論から言うと失敗していないと思います。
今もこの帯揚や帯締は大活躍していますし、
最初に買ったこの子たちと馴染む他の小物を揃えていったのですが
それもうまく広がったと思っています。


(最初の帯揚・帯締を使ったコーデ。時間が経っても大活躍です)

 

そこからどう増やしていった?

まず私にとって使い勝手のいい色は「黄色」だったので、
次は黄色い帯締を探しました。
これは仕事帰りに覗いた呉服屋さんの店頭セールで買いましたが、
しょっちゅう使っています。


(黄色い帯締に黄色い帯揚)

その後、紺色のカラー足袋とレースの半衿を買ったので、
「小物の色を揃えた時の統一感」
を目指して次に紺色の帯揚と帯締を買いました。

私は結構長い間この
「黄色・紺色・マルチカラー」
の三種だけで回していたように思います。

この三種は個人的にはかなりお勧めです。
ふんわり馴染ませたいときは黄色を
キチッと締めたいときは紺色を
ポップ感を出したいときはマルチカラーを・・・
という感じで最小限の小物で表情を変えることができました。

それから呉服屋さんの店頭のセール品を覗いたり、リサイクルショップのワゴンを探したり・・・
とじわじわと増やしていって
今は結構な数の小物たちを所有しています。

そして必ずしも帯揚は帯揚でないことも多々あります。。。。
手持ちの「帯揚」の中には
100均のストールやユニクロの薄手ストールも混ざっています。
自分の好みの薄手の布を見つけると
「帯揚にできないかな・・・」
と想像してしまうほどに色んなものを利用しています(笑)

着物の小物は必ずしも着物用でなくても
使えそうなら使ってしまってOKだと思っています☆


(この時の帯揚は実はスカーフ)

 

まとめ

最初の帯揚・帯締の選び方

・自分にとって使い勝手のいい色がある人はまずそれを☆
・好みのコーディネートの小物をしっかり見てみる
・それでも分からないときは小物の色を全部揃えてみる
・椎名さん。は個人的に黄色・紺・マルチカラーはお勧め

どんな小物も可愛いです。
もしお迎えした小物の使い勝手が今一つで
「失敗したなー・・・」
と思うことがあっても着物ライフを続けていくと
「アレ・・この帯揚・・・このコーデに合う・・」
という瞬間が結構な高確率で現れます。

なので失敗したと感じてもあんまり気にせず
楽しい着物ライフを続けていって欲しいなと思います。
(実際私も時間がかなり経ってからヘビロテになった小物がありますw)

それでもあなたにとって最高の1枚に出会えますように☆

以上、参考になれば幸いです。

ではまた次回。
じゃいねー。

 

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