ごきげんよう。椎名さん。です。
本日は普段着物のメリット・デメリットについてお話しようと思います。
普段着物流行ってる?
近年街中で着物を見かけるようになってきた気がするんですよ。
職場の近所で水色着物にパンプスを合わせた女性を見かけたり、
自宅の近所で銘仙を着た方がバスを待っているのを見たり。。。
それは私が着物に興味を持ったからなんだろうな・・・。
(ほら、自分が気になるものって目に入るものじゃない?)
と思っていました。
でもどうやらそうじゃないっぽい。
職場で普段着物着ていると話したら
「最近流行ってますよね」と言われ
友人からは
「私の友達にも着たいって言ってる子がいるよ」
と返されました。
しかも別にフォーマルな場ではなく着ている人が多いらしく
「街なかで見かけた」
「普通の日に普段着たい」
と言うんですよ。
私の母親世代なんかは
結婚式や卒業式、お宮参りや七五三など
イベント時の晴れ着しか着ない人も多い気がするけれど、
最近は普段着物、流行っているのでは・・・?
そして流行っているのだとするならば
気張らずに着られる「ケの日」の着物なら私にも着れるかも?!
と思っている
「実は着物着てみたいと思っている人たち」
も結構いるのではないでしょうか。
いやー。
でも実際のところ着付の面倒さ以外にもデメリットありそうだし
そのデメリット越えてまで着るメリットあるのかな?
そんな人に伝えたい。
普段着物のメリット・デメリット。
実際に普段着物を年100日以上着ている私の考える
あれこれをお伝えします。
→関連記事「着物はここ10年でずいぶん自由になった気がする」
メリット
流行廃りがほとんどない
お洋服を着ていると毎年流行が変わります。
「去年買ったこのシャツ、今年着るとなんとなく野暮ったい。。。」
と思ったことありませんか?
私はあります。
お気に入りだったのに今年は何となく似合わないシャツ・・・悲しかったなぁ。。。
着物にも流行はあります。
毎年新しい商品は出ますからね。
今年はこのモチーフの浴衣よく見かけるなー。
とかそういうのはあります。
でもライン(着物の形)は変わらないんですよ。
去年の着物が今年はちょっとダサい・・・。
みたいなことは起こりにくいです。
お気に入りが来年も再来年も着られるのは嬉しい限りです。
しかもお洋服の流行からは別の流れの中にいるので
人と同じ土俵の上に乗らなくてもいいのもポイントです。
多くの人が乗っている土俵の中ににいると
相当頑張らないとお洒落ではいられない。。。
でも人が少ない土俵なら結構すぐお洒落さんの仲間入りです☆
お洒落の土俵で戦い疲れた、でも
「オシャレしたい」欲求のある人には
ぜひ一度着物に袖を通してみていただきたい。
着物のお洒落はブルーオーシャンです☆
派手な色柄もOK
私は結構鮮やかな色や派手な柄が好きなんですが、
お洋服だと
「年甲斐もなく」
って言われるようになってくる気がします。
でも着物なら
「そういうものなのかな」
と思って受け入れられている気がします。
「着物って華やかなもの」
というイメージがあるので、派手なものも許容されているのかな。
と私は感じています。
本当はもっと鮮やかな色や可愛い柄を着たいなーと思っている方には
かなり向いています☆
ちなみに渋いのが好みの方。
渋いのも素敵なんですよ!!
色味の少ないコーデもやってみるとその人の個性が出ます☆
それもかっこいいんですよねぇ!!
他人と被らない
現代のメーカーさんが出している新作浴衣がお揃い!
ということはありえますが、
基本的に着物は一点ものです。
誰かと被るということはまずありません。
ファストファッションが流行っている昨今
町ですれ違った人と同じTシャツ着てた!!
ということはありがちかと思いますが、
着物ならまずありえません。
ただでさえ、着物を着ている人が少ないのですから
被る可能性はもっと低くなりますよね。
人と被るのがちょっと・・・・
と思う方にもおすすめです☆
デメリット
降水確率に対して敏感に反応する必要がある
例えばお下がりやリサイクルの着物なら
素材は多分圧倒的に「絹」が多いかと思います。
その場合、どうしても水に弱い。
縮んでしまうんですよね。
縮んでしまった着物は素人の手に負えるものではない場合が多いので
お直しに出すことになります。
これは決してお安くないです。
戻らない場合もあります。
なので雨が降る日は雨コートや雨草履で防御する必要があります。
これはお洋服にはないデメリットだと思います。
傘をさせばOKではないのです。
雨の日のデメリット、私の解放方法は
綿やウール、もしくはポリエステル素材の着物をを選ぶ。です。
それなら洗える素材なので濡れてもメンテナンスは楽ちんですから☆
そして足元はレインブーツを。
黒いレインブーツなら
ショートブーツっぽく合わせることもできるのでお勧めです☆
(寒い雨の日のウール着物コーデ。足元はレインブーツ)
→関連記事「1枚持っているととっても便利!ウール着物のススメ☆」
着替える必要があるところは面倒くさい
自分で着付できるようになれば脱ぎ着もできるから
お着替えが必要なところも行けるはず!
と言えばその通りなのですが、
例えばマッサージ店のお着替えスペースは
すごーく狭かったり、鏡がなかったりします。
お着替えできなくはないですが、
お洋服の着脱に比べて時間がかかるので
次の人をお待たせする可能性があるな。。。
という環境ならばおすすめはしません。
広い更衣室がある場合は特に問題は感じないんですけどね。
少々行く場所を選ぶシーンもあるのはデメリットと言えると思います。
私はお着替えが必要なマッサージなどは
お仕事帰りにお洋服で行くことにしています。
けれどまつげエクステや美容院、歯医者さんなんかはお着物で問題ありませんでした。
更衣室が広かったので大丈夫という場所では
ボルダリングも大丈夫でしたね☆
目立つ
これはデメリットなのかどうか分かりませんが、
目立つのが嫌だ。
と思う人にはデメリットかなと思って上げました。
これについてはやっぱり不躾な視線を投げられることもあるにはあります。
けれど私自身は
「いやー、やっぱ目立っちゃう?
そりゃぁこんなに可愛い着物着てたら見ちゃうよねー☆
この帯はこだわりポイントだからちゃんと見ておくれ?」
くらい胸を張ってやり過ごしています(笑)
それをふまえてお勧めしたい
(デニム着物は普段着物の大きな味方☆)
→関連記事「初心者にもおすすめ!デニム着物の特徴と選び方」
確かにデメリットもあるけれど、さて、メリット・デメリットを並べてみましたが、
私が言いたいことはひとつ!
着物はいいぞ!!です(笑)
そんなデメリットを飛び越えられるほどに可愛いし
その可愛いを身にまとうのは幸せです。
そして「実はやってみたいな」
と思っているなら是非着てみてほしい。
おばーちゃんになって腕が上がらなくなったときに
「やっぱり着物着ておけば良かったなー。」
って思わなくていいように今着ましょ☆
大袈裟ですかね?(笑)
でも着物に限らず年を重ねた時に
「やっておけばよかった」
って後悔することは一つでも少ないほうがいいかなーって私は思っています。
もし着物を着たいと思って二の足を踏んでいるのだとしたら
是非にその足踏み出してみましょう。
合わなかったら引き返せばいいんです。
私自身がそう思って着物を着始めました。
そして今や立派な着物沼の住人です(笑)
だからつい。。。
それではまた次回。
じゃいねー。
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