お出かけはほぼ着物な私が、それでも着物で行かない場所

雑談

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「私が着物で行かない場所」についてのお話です。

広告に偽りあり?!

このブログのタイトルは「着物でどこへでも!」なので
大体どこへでも着物で行きます。
なのに「着物で行かない場所」とは広告に偽りあり?!
・・・そうかも知れません。

でもやっぱり着物でないほうがいいなと思うシーンはあるので、
普段着物をはじめたキモノスキーの参考になればなと思って書きます。

着物で行く?洋服で行く?その基準は


(友人のライブに行った時のコーデ)

普段着物をはじめた時、結構いろんな人から
「どこでも行って大丈夫」
「アレもできるし、コレもできる」
「着物でできないことなんてないわ」
というのを見聞きしました。

確かに、着物って「着るもの」なので
着ているものによってそんなに行動が制限されるというのはあまりないのですよね。

でも着物でどこへでも行くようになって数年。
ここは着物は避けたほうがいいな・・・。
と思うシーンがあるのも確かです。

私が着物を着るかどうかの基準にしているのは
「着物を着ていることで人に迷惑がかかるかどうか」
そしてそれは
「洋服を選ぶことで回避できるものか」
ということです。

そして
「着物にとって良くない環境」
も避けています。

着物で行かない場所実例


(ファンクラブグッズを小物にして☆)

オールスタンディングのライブ

私は音楽が大好きで着物でライブは、めちゃめちゃ行きます☆
ファンクラブのグッズを小物に使ったり、
ジャケット写真に使われていた色合いを真似したり、
「華やかな感じで来てー☆」
と言ってくれた友人のライブには総柄の着物で行ったり・・・。

ライブに合わせてコーデを考えるのはとても楽しいです。

けれどそれは席があるライブの時だけ。
オールスタンディングの時は避けています。

小さなライブハウスも野外のフェスも
オールスタンディングの客席は混雑しています。
席がない分、自分のスペースがハッキリしていないのですよね。

そんななかで手を上げてノッた場合・・・
袖がじゃまになるのです。
自分が動きにくいな・・・と思うだけならまだしも
上げた袖のせいで後ろの人の視界を遮るかもしれない。。。
そう思うと避けたほうがいいなと思います。

それに一人分のスペースがしっかりしていない空間では
ぶつかったりしてドリンクを零してしまう可能性も捨てきれません。
お気に入りの正絹の着物にビールがかかる。。。。
という事態を避けるためにも
オールスタンディングのライブでは着物は避けています。

お見舞いなどで病院に行くとき

これは絶対にダメというわけではないのですが、
私はリサイクルやお下がりの着物をよく着ているので、
樟脳のにおいを避けている。という感じです。

健康な人なら気にならない程度のものも
体調が悪いと気になって気分が悪くなってしまう可能性も。。。

新品の浴衣とかなら樟脳のにおいはありませんが、
着物だと保管していた状態によってはにおいがします。
においの強いものと同じ箪笥で保管していた場合は
移り香の可能性もあるので避けたほうが無難です。

自分は気付かなくても
体調の悪い人には「うっ・・」となることもあります。

私は自分の通っている病院(歯医者さんとか)には時々着物で行きますが、
ドクターに確認したうえでOKが出ている場合のみ着ています。
そしてその際はにおいのついていないものを選びます。

狭い更衣室で着替えなければならないとき

マッサージなどに行くときは
洋服だろうと着替えることが多いと思います。
その際、着物だと着付に慣れていたとしても洋服よりは時間がかかります

更衣室は私だけのものではありませんから
私が着替えている間、外で待つ人がいる可能性もある。。。
そういうことを考えると着物で行くのはやめておこう。。。となります。

もし、更衣室が広く何人も入れる場合は特に気にしていません
実際、ボルダリングに着物で行ったことも何回もあります。
着付するスペースが取れて
だれかを待たせることがない場合は平気だと思っています。

余談ですが私が通っているマッサージ屋さんは
更衣室がとても狭いので手を広げることが難しく
物理的に着物を着ていくことが不向き・・・という側面もあります。

銭湯や健康ランド

広い脱衣所があるんだから着て行けるのでは・・・?
とも思うのですが、これは人に迷惑をかけるからではなく着物が傷むからです。

浴衣などの綿や化繊の着物なら特に気にしなくて良いのですが、
正絹の着物だと湿度が気になります。

雨の日に着物をそのまま着ないのと同じように
湿度が高い場所では正絹は避けます。

傷んでしまったらメンテナンスには手間やお金がかかりますし、
最悪の場合もとに戻らないなんてこともあり得ます。
そんな悲しい思いをしたくないので私は避けています。

どうしても着たい場合は綿やポリなどの洗える素材を。
それなら縮みなどを気にせず着られます。

ただ個人的にはスーパー銭湯でサウナに入ったホクホクの身体で着物を着ると
のぼせてしまいそうなので、ゆるーんとしたワンピースを着て行っています。

まとめ

着物を着ていかないほうがいい場所の基準は

・着物を着ることで人に迷惑がかかるかどうか
 そしてそれは洋服を選ぶことで回避できるかどうか
・着物にとって悪い環境ではないか

です。
ここに実例が上がっていなくても
もしお出かけする際に迷ったらここに照らし合わせてみたら
きっと大きく間違えることはないかなと思います。

それ以外の不自由さみたいなものは
やってみれば何とかなることが多いです。
「チャレンジ精神」と「慣れ」が何とかしてくれます

気を付けれるところを抑えればピクニックだって余裕です☆

こんな時はどうしてるの?
みたいなことがあればご質問いただければ
私の分かる範囲でお答えします☆

では、また次回。
じゃいねー。

 

 

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