私とブログのご紹介。

「着物でどこへでも!」にようこそ。

はじめまして。ごきげんよう。
このブログの運営者、椎名さん。と申します。
キモノスキーを名乗る首都圏暮らしの着物愛好家です。

仕事はお着物全く関係ないので、お休みの日に普段着物を楽しんでいます。

着物を着る回数は年間100回以上。
着ているのはリサイクルやお下がりが多めで時々お仕立ても着ます。

好みは色が鮮やかなもの。
カジュアルなものが多め。。。と思いつつも気分に合わせて渋めのものも楽しみます。

そんな私の自己紹介に少しだけお付き合いください。

私と着物

幼少期

私にとって着物は比較的身近な存在だったように思います。

父方のばーちゃんは茶道や華道、日舞の師範をして生計を立てていた人で
還暦になるまで着物で日常を過ごしていました。
当時は一緒に暮らしていたわけではないのですが、
幼いころのばーちゃんの記憶は地味な着物に白足袋、
朝には洗面台の前で足首まである長い髪を結っていました。
(子ども心にあの後ろ姿は怖かった・・・・。
髪をまとめ終えるまでばーちゃんだと分かっていても話しかけられなかったので
還暦を迎えてショートにしてくれた時は嬉しかったなぁ(笑))

そんなばーちゃんを持っていたので
保育園の盆踊り大会の浴衣もばーちゃんの手縫い
七五三も可愛い赤い一張羅を着せてもらって育ちました。

しかも父方だけでなく母方のばーちゃんも茶道、華道の先生でしたし
母親も嫁入り道具だけでなくそれなりの着物を持っていたので
着物は私にとって身近な存在だったと言えると思います。

では私はそのままキモノスキーへと育っていたのか?
というと答えはノーなんですよね。

還暦を迎えて洋装になっても
お仕事でビシッと着物を着るばーちゃんをかっこいいと思うし
サラリと浴衣を仕立ててくれるなんてすごいなーとは思うものの
「いつか着れるようになれたらいいな」という憧れを超えることはありませんでした

だってそのばーちゃんこそが結構ルールにうるさいタイプだったんですよ(笑)
大変そう・・・面倒くさそう・・・というイメージも強かったんですよね。
今考えてみれば仕事の都合上フォーマルなルールに煩かったのは当然だと分かりますし
私が着せてもらうタイミングなんて七五三や成人式というフォーマルな場ですから
そりゃぁルール重視になるでしょうよ!
というお話なんですがその頃の私にはそんなこと分かりませんでした。
着物=大変!面倒!のイメージが強かったんですよね。

二十代の挫折

「いつか着物着れるようになれたらいいなー」
という憧れを超えないまま大人になった私ですが、
相変わらず着れないまま。。。

しかし二十代半ばに一度チャレンジします。
着付の本を買って、自分で浴衣と下駄を買って。
何となく着て近所のごはん屋さんまで食べに行ったりすると気分は上がる。
・・・でも、なんか違う。。。
自力で着るのは浴衣が限界っぽい。。。
どこかで習ってみたいな。。。
と思うものの当時の私はシフト制のお仕事をしていて、
決まった時間に習い事をするのは難しい状況でした。

振替対応してくれそうな個人の教室は近所にない。
(当時はスマホもSNSも普及していなくて調べるもの手間がかかった)
大手は色々買わされそうだし何か怖い。
本を見ても何か分からないことがいっぱい!

実家には着物はたくさんあるものの、
実家からは遠く離れて暮らしているし
近かったとしても高齢のばーちゃんにはもう教わることはできなさそう。。。

そうして私は上達する術が分からず、
着物チャレンジをそっと終わらせたのでした。

その後は地元の友人の結婚式に親の着物を借りて出席させてもらうくらい。
着付はプロの方に頼むし、そのまま着て帰って
実家で手入れとかメンテナンスをしてもらうので
私の知識はひとっつも増えませんでした。

普段着物はじめ

そんな私が何故普段着物に目覚めたのか
それはふと
「ここ何年も浴衣着てないなー。着たいなー」
と呟いたこと。
それを聞いた友達が
「あ、週末友達と遺書に納涼船に乗るんだけど、浴衣着て一緒に乗らない?」
と言ってくれたこと。

何故だかその時
「あ、この波に乗らないと私は一生着物着ないな」
と思ったんですよね。
(アレはいい勘の働きだった!)

それで二十代のころに買った浴衣を引っ張り出して
YouTubeで着付動画見ながら着てお出かけしたのです。
納涼船にはたっくさんの浴衣姿の人がいました。
どうやら浴衣を着ていると搭乗チケットが割り引かれるらしい。
それにしてもこんなに沢山の浴衣の人がいっぺんに見れるなんてさすが東京!
と思ってキョロキョロしてしまいました(笑)

そしてそこで会った人に
「私は浴衣くらいしか着れないんだけど着物着たいんだー」
と言ったら
「浴衣着れるなら、着物も着れるよ!」
「私はこういうサイトで買ってるよ。お安いよ」
「ここを引っ張ったら着崩れが直るよ」
と・・・・。

その日はもう
浴衣着れるなら着物もイケる?!本当?!と思ったし、
本当だ安い!軽率に買える!!と思ったし、
着崩れたら直せばいいのか!!と当たり前のことに気付いたりして目からうろこでしたね。

その日から少しずつ着物グッズを揃え、
少しだけ呉服屋さんで着付を教えてもらい、
ひとりで着物を着たのは3か月後でした。

今ではすっかり私服は着物になり、
仕事着以外の洋服を買わなくなって早2年以上が経ちます(笑)

そんな私が何故ブログを始めたのか。

twitterからブログへ

普段着物をはじめた時、私の周りに着物を着ている人はほとんどおらず
「あー・・・着物仲間欲しいなー・・・」
と思ってtwitterを始めました。
ネットの中にはキモノスキーたちがいっぱいいて
顔も知らない人とコーデを誉めあったり情報交換をしたりはとても楽しかったです☆
そして毎日毎日飽きもせず着物のことばっかり呟き続けて1年9ヶ月。
言いたいことがだんだん140文字に収まらなくなってきた(笑)

もっと言いたいことあるよ!
ってなっちゃったんですよね。
なので文字制限のないブログに興味を持ちました。
(とか言いながらtwitterも続いております。
 もし良かったらフォローお願いします)

それから普段着物生活をしてみていくつか気付いたことがあります
それは大きく分けて以下の3つ。

「実は着物着たいと思ってる人って結構多いな」

かつての私がそうだったように何かしらのハードルがあって手を出していないけれど
実は着物着てみたいなーって思っている人結構いるみたいなんですよね。
これは私が着物着るようになってから知りました。

「いいなー。着てみたい!でも・・・」
と言われること、とっても多いのです。
でも・・・の後に続くのは人それぞれ。

着付できないし。。。。
高そうだし。。。。
ルールが分からないし。。。。
窮屈そうだし。。。。
どこに着て行ったらいいか分からないし。。。。
どうやって組み合わせたらいいのか分からないし。。。。
目立つし。。。。。

着付の問題だけじゃなくて他にもいろいろハードルがあるんですよね。

その気持ち、全部分かる!!!!!
私もそうだった!!!
そしてそれに対する私なりの答え、今ならあるよ!!
ということをお伝えしたくて。

「着物のこと発信している人って圧倒的に着物業界の人が多いな」

色んなYouTubeやブログを見ていると
着物のことを発信している人って
呉服屋さん・作家さん・着物屋さん・和裁士さん・着付師さん・スタイリストさん等々・・・
それを仕事にされている方が多いんですよね。

それをお仕事にされている方の発信する情報は
権威があって、きっと正しくためになる。
それは間違いないんですよ。

でもこれは私が着物始めた時に結構ポイントだったことなんですけど、
私は普段着ている人の声を聞きたかったんですよね。
もっと身近なアドバイスが欲しかったというか。。。

料理もファッションも美容もアウトドアなんかの趣味の世界も
結構「それを仕事にしてない人」の発信て多いのに着物は少ないな。。。
そういうのが読みたいのに。。。

と、そこまで思って気付いたんですよね。
、私がやればいいんじゃん(笑)って。

なのでこのブログは
近所のキモノスキーが楽しそうに過ごしている様を楽しんでいただけたらな。
そして少しでも誰かの着物ライフのお役に立てたらな。
と思って作りました。

 

「初心者と呼ばれる時期を過ぎても着物は楽しくチャレンジに溢れているぞ」

私は着物を着始めて3年目です。
200回以上は着ていると思います。
全くの初心者だった頃に比べれば上手に着付できるようになったし、
着物で旅行にも行ったし、
洋ミックスも時々やるし、
知人友人にはもう「着物の人」として認知されています。

でもまだまだやってみたいなって思うことや
知りたいなって思うことが沢山あります。
そういう新しいチャレンジや知識も
共有できたらなって思っております。

楽しんでいっていただければ幸いです。

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