暑い!寒い!季節の変わり目の着物どう着たらいい?

ハウツー

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「暑い!寒い!季節の変わり目の着物どう着たらいい?」のお話です。

季節の変わり目ですね

最近暖かい日があったり寒い日があったり・・・
と春の訪れを感じる日ができてきたように感じます。

梅が咲いてるなぁ
そろそろ木蓮のつぼみが大きくなるかなぁ
職場の人は花粉症が辛そうだなぁ・・・
飼い猫はそろそろ冬毛が抜け始めるかなぁ・・・
と春を感じることは多々あります。

完全に暖かくなる前には
三寒四温の季節がやってきます
季節の変わり目は風が強い日も多いように感じます。

着物でおでかけしたら
思ったより暑かった!寒かった!
が出てくるのもこの季節。

一部では「着物は夏暑く、冬寒い」と言われます
工夫すればそれなりに快適に着られるものです。

本日は春先の着物の時の体温調整のお話です。
少しでも参考になれば幸いです。

人それぞれ体質も違います。
まず、私は寒がりです。
というのも念頭に置いてみていただけると幸いです。

私の体温調整

例えば最高気温〇度の時はこの組み合わせが良いですよ!
とかがあればいいのですが、
最高気温と最低気温の差だったり
風が強かったり
室内にいる時間が長かったり。。。。
と条件は様々です。

私の場合、まず着替える前に一旦外に出てみます。
外に出てみると
風の強さ、日差しの強さなど
天気予報では分からない情報が入ってきます。

そもそも天気予報の基準地点に暮らしているわけではないので
すこーしずつ気候も違うんですよね。
何よりも自分の体感を信用します

1回表の空気を感じればいいんだ!というのは
ある朝ゴミ捨てに出て気付いたんですよね。

→関連記事「GRWM!?自分で着る着物どれくらい時間かかる?!私の2パターン☆」

どこで調整してる?

一旦外に出て気温や風を体感したら
自分のスケジュールと照らし合わせてコーデします。

まだまだ寒い日もありますから
その時は「頭のてっぺんからから足元まで!着物ライフの防寒対策」
で紹介したような防寒をしっかりします。

コート

まずはコートを着るか?というところ。
風が強い日はコートがあったほうが暴風してくれるけれど
ぽかぽか陽気の日は
暑くて脱いだらずっと手荷物だった・・・
ということもあります。

「北風と太陽」のお話ではありませんが
暖かくて風がない日はコートは脱いで
気温は高くても冷たい風が吹いている日はコートを着て・・・
という感じで調整しています。

羽織(道行)

お次は羽織について。

コートではなく羽織(道行)を着る。
というパターンもありますが
コートも羽織も着ている、
もしくはどちらも着ていない。
というパターンもあります。

羽織で調整するのは
ずっと暑い・ずっと寒いという日よりも
室内と室外を行ったり来たりするから
暑かったり寒かったりするな・・・というような日です。

こういう日は着脱が楽な羽織で調整します。

個人的にはせっかく可愛くできたコーデを
コートで隠してしまうのはもったいない!
と思ったりして
羽織とストールででかける!ということもあります。

羽織の代わりにニットカーディガンを着ても良いです。
カジュアルに着れますし、
羽織よりも汚れた時の対処が楽、というメリットもあります。

ただし、ニットカーディガンは暴風には優れていないので
風が強い日は避けたほうが無難です。

 

アンダーシャツの袖

最後はアンダーシャツの袖について。

私は冬場は無印のあったかインナーを
後ろ前に着ています。
(後ろ前に着ておくと抜いた衣紋から見えないので)
そしてそれは春と秋は衿ぐりの開いた半袖になり
夏場はキャミソールになります。

このアンダーシャツの袖で随分体温調整ができます。
夏用と冬用では素材が違うというのもありますし
女性用の着物の場合、八ツ口から風が入ってくるので
その分涼しく感じるのですよね。

アンダーシャツを調整すると
体感温度は変わるのにコーデは変えなくていいので重宝します。

 

組み合わせの基本的なコツ


(ストールだけってこともあります)

以上を抑えてどうやって組わせているのかと言うと
まず基本的にずっと暑いor寒い時は
アンダーシャツで調整します。

アンダーシャツの調整は後から脱ぎ着することが難しいので
イチかバチか!でチャレンジすると
最悪風邪をひきます。。。

今日は1日暖かいなぁ。とか
日中少し出かけるだけ。
という日の調整がお勧めです。

半袖か長袖か悩む・・・という時は
私はアームカバーで調整しています。
アームカバーなら簡単に着脱可能ですから
お出かけ先で「暑い!」と感じたらサッと脱ぐことができます。

逆に脱ぎ着できたほうが楽な時は
羽織やコートで調整します。

夜までずっと出かける予定。。とか
室内・室外をうろうろするよ!なんて日は
サッと脱ぎ着できたほうが楽なんですよね。

また、基本的に足元は最後まで防寒しておきます。
私の場合は足袋の下に5本指ソックスと
レギンスを履いています。

足元からの冷えは
上半身に比べて身体に溜まりやすいように感じるんですよね。
私はかなり暑くなるまでここは変えません。

 

具体的には?

ここからは実際に私が過去やったことを参照にお伝えします。

ぽかぽか陽気で日中のお散歩

こちらは何でもない日のお散歩コーデです。
確か気温は20度くらいで風は穏やか
特に予定もなく
陽気に誘われてお散歩ついでにお買い物・・・という日でした。

コートは無し、アンダーシャツは長袖にしていましたが
歩いている途中で暑くなってきて
着物の下で腕まくりをしていました(笑)

着物のお袖はゆったりしているので
外から見たら腕まくりは分かりません。

暖かい日、夜までお外にいるとき

こちらは1日中お外にいる時のコーデです。
写真を撮るためにコートは脱いでいますが
この上からコートを着ていました。

この日も気温は結構暖かかったのですが
夜までお出かけする予定でした。

春は日中暖かくても夜はまだ冷える・・・
ということが多いので、
アンダーシャツは半袖にして風通しを良く、
夜はコートを着て防寒できるようにしました。

この日は食べに行ったごはん屋さんが結構暑かったので
アンダーシャツを半袖にしておいて良かったなとも思いました。

暖かいのに風は冷たい・・・とき

気温は高いけれど
日陰に入った時は寒いし
風が吹いたら冷たい・・・。
というのも春先にはありがちです。

そんな日は羽織は着ないで
コートと長袖アンダーシャツの組み合わせです。

暴風という観点からは羽織よりもコートの方が
防御力が高いのでコートに活躍していただいて
とはいえ、気温はそんなに極寒じゃないなら羽織は着ない。
という感じでしょうか。

この組み合わせは
ほとんど室内にいる時のおでかけも同じです。

例えば友人宅にお邪魔するときや
自宅→電車→食事→電車→自宅
など外にいる時間が短い時は
室内の気温に合わせておいた方が荷物も増えず楽なのです。

アンダーシャツを長袖にしているのは
暖かくなってきたら商業施設等の室内は
早い段階で冷房を入れ始めるから。

「今日暖かいじゃん!」
と思って入った駅ビルが
「なんだかひんやりする・・・」
と思った経験からです。

まとめ

寒暖差が激しくなる春先の着物ライフでは
気温だけでなく風の強さやお出かけ時間も考慮すると快適です。

着始める前に一旦外の空気を吸うのもおススメです。

調整の方法は

・コートのあるなし
・羽織(道行)のあるなし
・アンダーシャツの袖
 (アームカバーも活用)

基本的には

・着脱したい時は羽織で調整
・環境が変わらないならアンダーシャツで調整
・足元は最後まで温めておいた方がいい

ご自身にちょうどいい組み合わせを見つけて
春も楽しい着物ライフになりますように!

では、また次回。
じゃぃねー。

 

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