ちょっとしんどい・・・でも着物は着たい・・・という時のハードルの下げ方

ハウツー

ごきげんよう、普段着キモノスキーの椎名さん。です。

本日は「ちょっとしんどい・・・でも着物は着たい・・・という時のハードルの下げ方」のお話です。

お久しぶりです

お久しぶりです。
とご挨拶するくらい更新が開きました。。。

その間に随分気温も高くなって
単衣・・・いえいえもう浴衣ですよ!なんて人もいるくらいです。

ブログの更新が滞ったのには浅ーい理由があります(笑)

その理由は
割と忙しく、さほど体調が良くなかったから。

なんとも普通な理由です(笑)

生きていれば忙しい時期もあれば体調が芳しくない日もある。
その時は優先順位の高い「やるべきこと」をやって、あとは極力休む。
「やりたいこと」をやるのは忙しさが一段落して、体調が回復したら・・・。
と思うのは普通のことだと思うのです。

健康第一ですからね、無理は禁物です。

でも私、このブログの更新が滞った1ヶ月の間。
着物は着ていました。

当然着物は着なくても生きていけますし
着ることは誰に強要されるものでもありません。

私にとって着物はお仕事ではありませんし、
「やるべきこと」ではなく「やりたいこと」に分類される類のものです。
多分、一般的に優先順位が高いこととは見なされないのではないかと思います。

でも結構コンスタントに着ていました。

それは何でだろう??
と考えた時、それはまず
「着物を着るとテンションが上がるから」
ということ。そして
「着物を着るハードルを下げる手段をいくつか知っているから」
ということに気づきました。

本日はその
「着物を着るハードルの下げ方」
のお話をします。

忙しいけど着物着たいんだよねーという時、
体調はいまひとつだけどちょっとだけ着物を着たいなぁ・・・という時、
着物着るのは楽しいんだけど面倒さが勝っちゃうんだよねぇ・・・という時。
こんな感じでハードルを下げるのもありだよー。というお話です。

少しでも参考になれば幸いです。



私が着物を着ない時


(更新しない間に着ていた着物たち)

まず最初に私が着ない時の基準をお話しておきます。

基本的に私は着物を着ることが好きなので
着物を着るとテンションが上がりますし元気になれます。
けれどそんな私でも「今日は着るのやめておこう・・・」
と思う日はこんな時、というお話です。

体調がすぐれない時

いつだって絶好調!!
なんて人はきっといないと思いますが、それは私ももちろん同じです。
(いえ、いつも絶好調の方がいたらそのコツをうかがいたい・・・)

私の場合は
ちょっとした具合の悪さ<着物を着る楽しさ
なので、大抵の場合は着物を着ることを選びます。

けれど、それでも着ない日もあります。
それは

・1日横になっていたい・・と思うほどだるい日
・帯を締めるのがしんどいよ・・・というほど胃が痛い日(胃弱です)
・夫の人に「今日はゆっくりしたほうがいいのでは?」と言われた日
 (近しい第三者の意見は大体正しいと思っています)

です。

熱があるなど客観的に判断できる具合の悪さはもちろんですが、
それ以外でもこの辺りは諦める基準にしてるかな・・・と思える判断基準です。

→関連記事「お出かけはほぼ着物な私が、それでも着物で行かない場所」

気分が乗らない時

もうひとつは「気分が乗らない時」です。

普段は楽しいはずのコーデを考える時間がひたすら面倒に感じる時、
(というかやりたいコーデが浮かばない時もあります)
普段ならサクッと終わる着付の時間も
「時間かかるしなぁ・・・」なんて思ってしまう時・・・。

なんだか「乗らない」時は無理はしません。

気分が上がらないという状態は体調不良の1歩前であることが多いと思っているのに加え、
面倒だなと思いながら着るなんて大好きな着物に失礼!!みたいな気持ちになるのと
そんな気持ちで着た記憶を作って「着物=面倒」な気持ちをインプットしたくないから、
という理由があります。

それでも着たい時のハードルの下げ方

上の条件を踏まえた上で、着るか着ないか迷うときがあります。

それは
ちょっと具合悪いけど着物着たらテンション上がるかなー・・・
半衿とかまでのトータルコーデは考えるの面倒だけど綺麗な布は羽織りたいなー・・・
ビシッと着るのはちょっとしんどいけど、ちょっとばかり着たいんだよねぇ・・・
という時です。

そんな時の私のハードルの下げ方です。

補正はせずに紐は極力少なく


(この時は補正してません)

特に「胃が痛いなぁ・・・」と思っている時に使うのが
この「極力紐を少なくする」という手段です。
なるべく締め付けがない着方で楽に着たいのですよね。

衿元を決めるために襦袢と着物に1本ずつコーリンベルトを使って、
着物の丈の調整のために腰紐を1本使ったら
あとは補正もせず、伊達締も他の腰紐も使用しません。

このやり方だと身体の前側を押さえつけるものがほとんどなく、
内臓がしんどい・・・という時は本当に楽に着られます。

補正もせず紐も少ないとなったら着崩れはしやすくなるのですが、
気になるならちょこちょこ直したりすればいいかなーと思っています。

そしてこういう時に着崩れをちょこちょこ直していると
補正なしの時にどこか着崩れるのか
体型や着付のクセが分かったりしますし、
「これくらいの崩れはこうすれば良くなる」
みたいなコツも分かったりするので
具合が悪い時でなくともたまにゆるゆる着付をするのはお勧めです。

半衿や足袋、小物類は汎用性の高いものを

コーデを考えるのが面倒だ・・・という時に使うのはこの方法です。

毎回半衿を付け直したりするのは気分が乗りきらない時は面倒だったりするので
そういう時は「前回の半衿」そのままだたり
最初から付いている白半衿だったりで過ごします。

そして足袋を始めとする小物類も自分にとって汎用性の高い
「まぁ大体どれと組み合わせても何とかなる」みたいなもので凌ぎます。

私の場合、それはオフホワイトの足袋ソックスや
モノトーンの半衿、そして黄色い帯締・帯揚です。

「自分にとって汎用性が高いもの」は
結構初心者キモノスキーの頃に揃えたものにあることが多い気がします。
なぜならそれは
「あまり沢山数を持っていない時に
あれにも使える・これにも使えると選んだものだったりするから」です。

小物の隅々までこだわるのが楽しい着物ではありますが、
面倒な時は逃げ道のあるコーデもいいものです☆
そしてこれをやっていると
「最近使っていなかったこの小物の良さ再発見!!」
ということもあるので、これもまたお勧めです☆

→関連記事「【初心者向】最初の1枚どれにする?帯揚・帯締の選び方」

 

 帯結びは簡単なものを


(帯は結ばなくても良い)

着物を着ていて面倒だな・・・となるのは帯結び!
という人も多いのではないでしょうか。

着物の着付部分は基本的に同じですが
帯結びは本当に無限大で
あの結び方もこの結び方も可愛い!!となるんですよね☆

それはそれで楽しいのですが、
着付が面倒だな・・・時間かかるしな・・・
なんて思ってしまう時は帯結びは極力簡単にしたいものです。

私の場合鏡がなくても着れるくらい簡単なのは
半幅帯のカルタ結びです。

カルタ結びは簡単なうえに締め付けも少ないところがいいんですよね。
しかも膨らみのない結び方なので
お家でダラダラと横になっても
椅子に深ーくもたれても大丈夫なのもいい所です。

同じ条件だと「帯結ばない帯結び」も体に巻き付けるだけですから
簡単で締め付けも少なくてお勧めです。

→関連記事「「帯結ばない帯結び ayaayaさん著」レビュー」

私にとって楽なのは・・・という話なので
これはご自身がサクッと結べて楽だ~と感じるものが何かな?
と考えていただければと思います。

ノーメイクでOK

仕事は洋服を着ている私にとって
着物は休日に着るものです。

そうすると
いつもよりがっつりアイライン引いちゃおう☆
着物に合わせて赤いリップにしてみよう☆
カラコンして涙袋をキラキラさせてみよう☆
とメイクも楽しんでしまいます。

けれど、時間かけたくないなぁという時や
体調不良でちょっとお肌が荒れてるんだよねぇ・・・
という時はメイクは楽しめません。

そんな時はノーメイクで大丈夫
バッチリ決めるだけが着物ライフじゃないもんねー☆
と、すっぴんで過ごします。

今はマスクで過ごすことが当たり前ですが、
これはマスクライフが当たり前になる前から同じです。

メイクも着物も楽しめる範囲で楽しむ☆
というのがいい距離の取り方かなーと私は思っているからです。

→関連記事「普段着物の時のお化粧どうする?ポイントとおススメ☆」

余談ですが・・・


(気合の入った着物はしんどい時には手が伸びない・・・)

これらの方法を取る時に選ぶ着物にルールはありません。
特に家の中で着る時なんかは誰に見せるでもありませんから
何をどう着たって、どう着崩れたっていいのです。

けれど私の実体験としては
こういう「楽に、気軽に着たい」時に選ぶ着物は
「普段着」とされている綿、ウール、絹の中でも小紋が多く
ちょっとよそ行きとされている訪問着に手が伸びることはほとんどないように感じます。

何の制限も設けていないはずなのに不思議だなぁと思います。

特に私はさほど着物の格の学びはしておらず、
「普段着なら何着てもOKでしょ」と思っているにも関わらず、です。

ちなみにその逆バージョンとして
気合の入ったお出かけの時は
手持ちの中でもちょっと華やかな訪問着に手が伸びたりします。

まるで着物が
「今着るなら私よー」
と教えてくれているみたいなんですよね。
不思議です・・・。

それでも面倒だって時は・・・

紐少なくして、半衿は変えずに帯結びは手慣れたものを、そしてノーメイク・・・
それでも面倒だ!!
そしてそれでも着物着たいのよ!!
という時の方法はこちらです。

浴衣をゆるっと着る


(最高にゆるゆる・・・それでも可愛いものを纏うとテンションが上がる☆)

着物でもいいのですが、これからの季節なら
暑くて締め付けが嫌だ!!という時に有効なのはこの着方です。

男性用のような形で浴衣を着るのですが、
帯は兵児帯やお洋服用のゴムベルトなんかでも大丈夫。

女性用の浴衣だと対丈に作られていないので丈が余ってしまって
胸の部分がパカパカしてしまいます
家の中でダラダラ過ごす分には気になりません。

それでも気になる・・・という場合は男性用の着物クリップを使っています
このクリップはヘアピンがふたつ重なったような形をしているのですが
これで留めると胸元が乱れにくくなります。

 

洋服+羽織


(最近お気に入りの羽織)

更にらくちんなのは洋服の上にサラッと羽織を羽織ること
私は無地のワンピースなどのゆるっとらくちんなお洋服の上に
ちょっと派手で華やかな羽織を羽織ることが多いのですが、
デニム+パーカーに羽織とか
長羽織の下から覗くロングスカートのヒラヒラ・・・
というのも過去見かけた中で可愛い!!と感じました。

もうそろそろ着物+羽織は暑い・・・となりますが
半袖お洋服+羽織なら冷房対策にもいい感じです。

→関連記事「手軽に着物気分になれる☆羽織+洋服のコーディネート~ワンピース~」

まとめ

身体や心がしんどい・・・でも着物は着たい!という時のコツは

・補正はせずに紐は極力少なく
・半衿や足袋、小物類は汎用性の高いものを
・帯結びは簡単なものを

それでも面倒・・・でも着たい・・という時は

・浴衣をゆるっと着る
・洋服+羽織

着て上がるテンションならとことんハードル下げて着るのもアリです☆

それでもしんどいなーって時は
SNSでコーデを見て回るのも良し!
ネットショップでウィンドウショッピングも良し!
手持ちの着物を並べて次に着るコーデを妄想するも良し!
です。

でもまずは心と体の調子が大事です。
もし、しんどいなーって時は何もかもを手放して眠れる限り眠ることがお勧めです。
(私が言うまでもないことですが・・・)

着物は逃げませんから☆
元気になったら着ればいいのです☆

これは私が「しんどいなぁ・・・」
って時に自分に言い聞かせる言葉だったりします(笑)

無理なくハッピーに楽しく着物ライフを過ごせますように!

では、また次回。
じゃぃねー。

 

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