あなたはどのタイプ?着物とパーソナルカラーの関係と着こなしの工夫

ハウツー

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「あなたはどのタイプ?着物とパーソナルカラーの関係と着こなしの工夫」のお話です。

着物とパーソナルカラー

近年「パーソナルカラー」ってよく聞くようになった気がしませんか?
よく聞くのはコスメのお話。
「ブルべさん向き」「イエベさん向き」と書かれているPOPは
最近ではもう珍しくないように感じます。

着物を着る人の間でも
「私はブルべだからこの色は似合わないんだよねぇ・・・」
というような言葉をちらほら聞くことがあります。

着物は全身を覆うワンピースです。
面積が大きい分やっぱり
「この色は最高に似合うわ!!」というものもあれば
「この色は似合わないんだよねぇ・・・」と二の足を踏むこともあるんですよね。

その似合う似合わないは羽織った瞬間にすぐに見えてしまうものだったりもします。
ちなみに私の場合、青みがかった淡い色はどうにも顔色が悪く見えます。。。

でも!
可愛い色は多少似合わなくても工夫して着たい!!
というのはどうしても思ってしまいます。

私はパーソナルカラーは
「似合わない色を絶対避けなければならない」
というお話ではなく
「お気に入りの色を上手に着るためのちょっとした知識」
だと思っています。

似合うものはウキウキと全力で可愛く!
似合わない色はちょっとした工夫で似合うように☆

本日は私がコーデの時に意識していることと
似合わないけど可愛いんだよ!という着物を着るときにしている
「ちょっとした工夫」のお話です。

個人的にはお洋服よりも着物の方が工夫次第で着られる色の幅は広くなると思っています。
少しでも参考になれば幸いです。

パーソナルカラーとは?

そもそもパーソナルカラーとはなんぞや?
という方のためにざっくりご説明すると
持って生まれたボディーカラー(肌、瞳、髪の色など) を元に
個人個人に似合う色を4つに分類する手法のことです。
(イエベスプリング・ブルべサマー・イエベオータム・ブルべウィンターの4種です)

「青みがかっているor黄みがかっている」と
「淡い色or濃い色」で分かれている印象です。
(プロではないので正確なことは分かりませんが、
受けている印象はこんな感じです)

ブルべさんは透明度のある涼しげな色が
イエベさんはぽってりとした柔らかい色が似合います。

私が最初にこのパーソナルカラー診断の存在を知ったのは15年ほど前。
「似合う口紅が分かりますよ」
「男性なら似合うネクタイの色が分かりますよ」
なんていう触れ込みだったと記憶しています。

自分のパーソナルカラー、知ってる?

さて、そんなパーソナルカラーですが
ご自身のパーソナルカラーをご存じの方はどれくらいいるのでしょう。

診断士さんに判定してもらったことがある方も少ないでしょうし
更にこの診断も判定する方によってちょっと違うそうです。

しかも「あなたはイエベ春!」と過去に言われた方が
数年後に別の方に「イエベ春寄りのブルべ夏ですね」と診断された例もあるそう・・・。

ただ、なんとなく・・・
「私はイエベな気がする」
「ブルべ向きって言われてるアイシャドウの方が似合うな・・・」
と思っている人も多いようにも感じます。

私はパーソナルカラー診断の存在を知った15年前、
お仕事のお付き合いで1度診断してもらったことがあります。
その時のカラー診断は「イエベオータム」

「こんな色が似合うはずですよー」
と見せてもらったカラーリストは
普段から「この色が似合うなぁ」と思って選んでいたような色ばかりで
診断してもらったところで自分の選択肢が広がったようには感じませんでした。

多分、当時の私と同じように診断名などなくとも
「なんとなく自分に似合う色」を認識している人は多いのではないでしょうか。
そして「この色は似合わないんだよねぇ・・・」と避けている色もあるのではないでしょうか。

ご自身のパーソナルカラーをご存じかどうかはこの際置いておいて
敬遠している色をそれっぽく着ることができるお手伝いができれば幸いです。

基本的なコーデをするときは・・・


(大体全部イエベ色)

基本的にはイエベっぽい色の着物ならイエベっぽい帯や小物を、
ブルべっぽい色の着物ならブルべっぽい帯や着物を組み合わせた方がしっくりきます。
なんとなくちぐはぐな印象になりにくいのですよね。

決してこれはルールではありませんし
コーデするときにいちいち
「これはブルべだから・・・」
なんて考える必要はありません。

けれどなんだか「しっくりくる」組み合わせは
明度や彩度が同じ程度のものの組み合わせであることが多いので
特別意識せずとも「そういうふうになった」ということが多いのだと思います。

着物における「似合わない色」を着るための工夫

半衿の色を似合う色にする

これが1番大事!!
と声を大にして言いたいほどに半衿の色は大事です。

顔周りの色さえ似合っていれば
それほど顔色が悪く見えたりすることはありません。

同じ白でも青みがかった白なのか、オフホワイトのような黄みがかった白なのか・・・
それだけでずいぶん印象は変わります。

ただし、気を付けた方がいいな・・・と思うのは
着物の色タイプとあまりにもかけ離れていると
半衿そのものが浮いてしまいます。

着物の色と肌の色の架け橋をしてくれるような色を選びましょう。
自分にとっての「お助けカラー」があると便利です。

ちなみに半衿は何よりも顔に近いので
似合いにくい色を着たいときには1番気にしたほうがいいなと思いますが
逆に言うと帯や足袋の色についてはさほど強く気にしなくていいということになります。

→関連記事「【初心者向】最初の1枚どれにする?帯揚・帯締の選び方」

小物の色を同じ色にする


(半衿、帯揚は同じ模様、帯締と写っていませんが草履はも茶色)

半衿、帯締、足袋・・・など
離れた場所の色を同じものにする方法です。

あまり得意じゃない色も
離れた場所に似合う色を置くことで
統一感が出て違和感なく着ることができます。

私がよくやるのは
着物の中から1色取ってその色を濃くしたものをコーデするやり方です。

着物の中に薄いピンク色の模様があれば
濃い紫色の帯締や半衿を使用したり・・・と
同系色の濃い色を持ってきます。

私の場合は濃い色の方が肌なじみがいいので
濃い色を持ってきますが、
淡い色の方が似合う肌色ならば
逆に淡い色の小物で統一感を出す方が綺麗に整うと思います。

羽織の色で調整する

ベースになっている地の色が似合わなくても
最後に羽織る羽織やショールの色で似合うようにする方法です。

羽織も面積が大きいので結構顔色を左右します。
大量の羽織を持っている必要はありませんが、
ちょっと羽織るだけで印象が変わるので
「着物がどうにも似合わない・・・」
という時に羽織で調整するのはとってもアリなのです。

半衿や足袋を白にする


(白半衿。白足袋は万能。帯揚・帯締の色も私には似合いませんが離れた場所なので大丈夫)

そんな色々言われても
そんなに沢山小物持ってないし!
でもあんまり似合わないけど可愛いこの着物は着たいんだよ!!
言われた通りコーデしてもいまひとつなんだよね・・・
という時はですね・・・

同じ系統の色でコーデして、半衿は白にする。
というのをお勧めします。

着物だけブルべで小物はイエベで揃える・・・
その逆で着物はイエベであと全部ブルべ・・・
というのも上手くいけば可愛いのですが
まだまだ小物の数も少なくうまくコーディネートできるようになるまでは
ちぐはぐになりがちです。

そんな時はもう似合う色(ブルべとかイエベとか気にせず)でコーデをして
半衿はオーソドックスな白にしてみると
意外にしっくりきたりします。

白半衿、白足袋はオーソドックスな定番なだけに
「すごく似合わない!!」
ということは起こりにくいのですよね。

特に半衿は顔の1番近くにあって重要アイテムなので
1枚オーソドックスな白を持っていると
困ったなぁ・・・という時に役に立ったりします。

 

似合わない色を工夫して着た例

これは最近の私のコーデです。
クジャク模様の着物は最初に見た時に
「可愛い!!」
という気持ちが抑えきれずお迎えしました。

しかしこの着物、私の苦手とする
「青みが買った淡い色」で構成されています。

困った・・・でも着たい・・・。
と悩みながらそろそろ袷の季節も終わりそう。。。
ということでチャレンジしました。

半衿と帯は白と黒のチェックに
足袋は白、草履は黒、
帯締とバッグはグレーと
着物以外はモノトーンにして
着物だけを主役にしました。

白と黒のチェックはいくつかアイテムを持っているので
離れた場所に置くことで統一感を出せますし、
顔周りも沈むことなくコーデできます。
そして白・黒だけでなくグレーを入れることで
グラデーションっぽい色合いの着物とも違和感なく馴染みます。

そして帯締はピンクを濃くした色を・・・
ということで紫を使用しています。

ちなみにメイクもオレンジなどの黄みがかったものは使用せず
アイラインの黒が際立つようなメイクにしました。

悩んでいた着物だけにこのコーデができた時は
やったー☆
という気持ちでした。

まとめ

パーソナルカラーとは
持って生まれたボディーカラー(肌、瞳、髪の色など) を元に
イエベスプリング・ブルべサマー・イエベオータム・ブルべウィンターに4分割したものです。

着物では工夫次第で
いまひとつ・・・な色も着こなすことができます。

パーソナルカラーに操られて「着られない色」を気にするよりも
ちょっと工夫して楽しく可愛く着こなしましょう★
そのちょっとした工夫とは・・・

・半衿の色を似合う色にする
・小物の色を同じ色にする
・羽織の色で調整する
・半衿や足袋を白にする

あまり気にせずお気に入りを組み合わせちゃうのがイチバンです☆
それでも気になっちゃうよ・・・・
という時に参考になれば幸いです。

では、また次回。
じゃぃねー。

 

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