着物とお酒の付き合い方~快適に楽しく美しく~

雑談

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「着物とお酒の付き合い方~快適に楽しく美しく~」のお話です。

出かける場所はお酒を飲むところもある

未成年が飲んではいけないのは当たり前のこととして
成人していればお出かけした先でお酒を飲むことも珍しくないと思います。

私自身は大変にお酒が好きで
好きが高じてビール検定の資格も持っているほど(笑)
今は落ち着きましたが
ひところは「酒を介した人間関係しかない!」という時期もありました(笑)

着物を着て出歩くようになってもお酒が好きなことは変わらず。
美味しいご飯も大好きだし、
美味しいお酒も大好きです。

けれど着物を着ない人から見ると
こぼしたらどうしよう・・・
何に気を付けたらいいんだろう・・・
周りに気を使わせたりしないかな・・・
と気になることも多い模様・・・。

本日はお酒大好き&年間100日着物を着る私の
お酒と着物の考察をお届けします。

気にすることは少ない

着物を着て飲みに行く際に気を付けることはあるか?
と問われれば・・・・
ないわけではないけれど、
他のお出かけに比べれば気にすることは少ない
というのが正直なところです。

零したら困るから洗える素材がいい。
という人もいるでしょうが、
着物を始めた当時の私の日常生活において
お出かけと飲み食いはほぼセット。

「飲みに行くなら洗える着物で」となると
正絹の着物なんてほぼ持てない!という状態でした。

なので、着て行く素材は気にしません
これについてはもちろん個人差があります。
私は私の日常で過ごしやすいものを選びましたが
絶対洗える素材がいい!と思うならそでも良いのです。

そんな中でも気にすること


(赤ちょうちんに行くときは気楽なウールで)

とはいえ何も気にしていないわけではありません。

着付は緩めに

では何を気にしたのかというと
ひとつめは着付を緩めに着ることです。

特に初心者キモノスキーの頃は
着崩れが怖くてキツく締めることもありましたが
きつく締めたほうが早く着崩れるし
酔いが回るのも早いし
何より美味しいものがたくさん食べられない!(笑)

というわけで
きつすぎず着崩れしないくらいという着付具合を試行錯誤しました。

人に気を使わせない

次に気にしたのは
一緒にいる人に気を使わせないこと

着物仲間と食事をする際は
大体何となく状況が分かっているので
お互いに気を使い過ぎることはないのですが
着物を着ない友人と一緒に食事をするときは
必要以上に気を使わせないように気を配りました。

袂を汚さないようにお醤油を取る時の所作に気を付ける。
提案されたお店が炭火焼き鳥だったとしても
「着物だから」という理由で断らない。
(気分じゃない場合は代替案を出しますが)
もし汚してしまうことがあっても大きく騒がないと覚悟する。

とにかく「着物を着ている私」が
楽しい時間の妨げになることのないよう気を付けていました。

これについては今考えると
ちょっと気にし過ぎだったようにも思いますが
一緒にいる友人と楽しく過ごしたかったので
あまり気を使わせたくかなったのですよね。

今ならきっと
「今日は正絹だから焼肉は避けたーい!
次はウール着てくるからその時行こう?」
と主張するかもしれません(笑)

泥酔は避ける

これは自戒の念を込めて・・・
ですが、着物を着る着ないに関わらず
泥酔は避けましょう(笑)
酔ってこけて着物を汚したりしたら悲しいので・・・。

酔って帰ってきても着物は干そう

着物を着て帰ってきたら
ひとまず汗を飛ばすために干す!
というのはお酒を飲んでいても変わりません。

飲んできたから・・・。
を言い訳にせず着物は干しましょう。

次も楽しく可愛く快適に着るために必要です。

こんな時こんなコーデ

過去の私のお酒を飲む時のコーデはこちらです。

日本酒を飲む時の黒渋コーデ

黒地に金銀のラインが入った長着に
黒と銀の市松模様の半幅帯です。

日本酒を飲む時は何故か渋い暗めの色合いを着たくなります。

この日はハットを合わせていますが
今度日本酒を飲みに行く機会があったら
髪型は夜会巻きにして
もっとシックに大人っぽく
演歌歌手の衣装のような感じを作ってみたいと目論んでいます。

ボジョレーを飲む時のブドウコーデ

こちらはボジョレーヌーボーを飲んだ時のコーデ。
長着は大島紬なのですが
ブドウの葉っぱの模様なんですよね。

これを見た時に
「絶対ワインを飲む時に着よう!!」
と思ってお迎えしました。

一緒に飲んだ友人に
「これブドウだ!!」
って気づいてもらえた時は嬉しかったです。

リモート飲み会で銘仙コーデ

こちらは友だちとリモート飲み会をした時のコーデ。
→関連記事「【着物コーデ帳】オンライン飲み会は着物を着るチャンス☆単衣銘仙☆」

これは一緒に飲む友人に合わせたコーデですね。
季節もまだ暖かく
画面越しに飲むビールはとても美味しかったです。

コーデで唯一気にしていること

着る素材や食べるものなど
あまりセンシティブに気にしないのですが、
ちょっとだけ気にしていることがあります。

それは
着物や身に着けているものと同じ色のお酒を飲む
ということ。

例えばバーに行った時に
赤い着物を着た時はキールを
青い着物の時はチャイナブルーを
ゴールドのピアスをしてビールを・・・
と着ているものに合わせたものを頼みます。

これは中学生の頃読んだ
三島由紀夫さんの「女神」というお話に出てくる一説で
着ているものとの組み合わせまで考えてお酒を注文するように・・・
という箇所があるのですよね。

当時お酒が飲める年齢まで遠かった私は
「素敵!私もそういうことを意識した大人になりたいわ!」
と憧れたのです(笑)

なのでいまだについつい
着ている着物と同系色のお酒を頼んでしまいます。

カクテルは決して詳しくないけれど
バーテンダーさんに
「赤くて、ジンを使っていないロングカクテルが飲みたい」
などと注文すれば結構好みのものを作ってくれます。
そこから好みのカクテルを見つけたこともあります。

知り合いのバーテンダーに確認したところ
この頼み方は決して嫌ではないそうなので、
もし「バーに行っても何頼んだらいいか分からない・・」
という人もこんな感じで頼んでみたらいかがでしょう。

終わりに

私はコーディネートは着物や帯だけでなく
飲むお酒までコーデの一部だと思っています。

けれど大事なのは楽しく無事に時間を過ごすこと

バランスを取りつつ
美味しく楽しく時間を過ごせたらいいなと思います。

快適に楽しく美しく
着物でお酒飲むライフも結構いいものです。

では、また次回。
じゃぃねー。

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