徒然「着物と猫の考察」

雑談

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日はゆるっとぬるっとコラム的に「着物と猫の考察」のお話です。

着物と猫は相性がいい?

着物を着るようになって思うのは
猫のモチーフって他の動物に比べて多い気がする・・・。
ということ。

私自身は猫と暮らしていますし、
好きなものに目が行くのは自然の摂理とは思いますが
自分の好みを差し引いても多い気がするのです。

まぁ確かに猫と着物って相性いい印象あるもんなー・・・。
と、そこまで思って気付く。
その印象・・・どこでできた・・・?


(猫の根付・ふりふさんは猫グッズ多い気がします)

イメージの理由

最初に思いついたのは「かどの売店のおばーちゃん
私が子どもの頃は既に着物で生活している人はほぼいませんでしたが、
昭和の絵のイメージからなのか
「かどの売店のおばーちゃん」のイメージは
地味な着物と割烹着、
そして日向ぼっこしながらお膝の猫を撫でている・・・。

牧歌的でほっこりする景色。
そんなおばーちゃんに私はなりたい・・・(笑)

そしてもうひとつ。
これはネットを調べていてなるほど!と思ったのですが
竹久夢二さんの「黒船」のイメージがあるから、というもの。

確かにその絵、見たことがある!!
という人も多いのでは。。。

実際にキモノスキーに猫好きは多いのか?

統計を取るのは難しい案件ですが
なんとなく・・・キモノスキーに猫好きは多い気がします
それは先日のKIMONOanne. vol.2 [付録つき] ([テキスト])でも特集されていたくらいです。

→関連記事「おススメ雑誌「KIMONOanne. Vol.2」レビュー」

そしてこれは雑貨店を営んでいる人が言っていたことなのですが
猫好きな人は猫のモチーフのものを買っていく人が多いそうです。

そりゃ、好き物のモチーフなら買っちゃうのでは?

と思ったのですが、彼女曰く
好きなものを買っていくというならば
犬や鳥、ハムスターだって一緒に暮らしている人は好きだろうし
それならば飼っている人口と同じ割合であってしかるべきなのに
猫だけがグッと売り上げが多く
それに伴って商品の数も多いらしい。

なるほど・・・着物周りだけでなく
小物全般猫グッズって多いのか・・・なんか納得・・・(笑)

こんな理由もあると思う

猫グッズが他の動物に比べて多く、
売れ行きもいいのは他にも理由があると思うのです。

それは「他の動物ほどフォルムやサイズに差がないから

犬、とひとくちに言っても
ラブラドールレトリバーと柴犬とチワワならシルエットが全然違う。
鳥、とひとくちに言っても
オウムとシマエナガとコンドルは全然違う。

でも猫ってその差が少ないのです。
短毛種、長毛種、しっぽの長短、耳の大小・・・。
もちろん差はあるけれど、
犬ほどの対格差も鳥ほどの色の差もない。
シルエットだけでも「猫」と分かってもらえる
そのシルエットからは種類が特定できないほどに似通っているのです。

買う方としては自分の好きな種類の猫のものを買いがちだと思いますが
種類が特定できないということは
シルエットだけで「うちの子っぽい☆」と思うことができるということです。

それは作るほうも作りやすいし
買う方も買いやすい☆(笑)


(鼻緒部分にトラ猫とハチワレを見つけて思わず買ったクッション下駄)

実際の猫との相性は・・・

猫モチーフが多い理由は大体そんな感じなのかなと想像しますが
実際の猫との相性はどうなのか。。。

我が家の猫たちを撫でつつ考えてみます。

猫のアクティブはたかが知れている

これは犬と比較した場合なんですが、
猫も紐でじゃれたり、
カーテンをよじ登ったり、
テーブルに乗ってグラスをひっくり返したりと
枚挙にいとまがありませんが、
それでも犬と遊ぶことに比べれば身体を動かすことは少ないように感じています。
しかも室内ですし。。。

子どもの頃一緒に暮らしていた犬は
フリスビーが好きだったり
一緒に全速力で走りたがったり
とアウトドアでアクティブな側面が多かったような気がするからです。
(もちろん個体差があるでしょうが)

もし私が猫ではなく犬と暮らしていたとしたら
きっともっと洗える着物を増やして
草履よりブーツやスニーカーを履いてお散歩に行っていたのではないかと思います。

紐で遊ぶよね


(紐でフィーバー)

着物を着始めたあと、我が家には子猫が来ました。
着物の着付には数本の紐が出てきますよね。

まぁ・・・その全てにじゃれます(笑)

キラキラした目をして
紐!いえーい!!
裾!わぁーい☆(潜む)
を繰り返す中で着付するのは可愛くも邪魔でした(笑)

乗るよね


(洗う予定で出して置いた浴衣に乗る・・・)

子猫だった彼も今は大人になってさほど腰紐にじゃれつくことはなくなりました。
(たまにテンション上がって遊びたがりますが)
じゃぁもう大丈夫だね!
とならないのが猫で、今度は着物の上に乗ります

着る前に
「今日はこの長着と、この帯と、帯揚はこれで帯締はこれ・・・」
と決めて置いておいたそれに乗ります。

裾除けを付けている短い時間で乗りますからね(笑)
相変わらず邪魔であることには変わりがないわけです(笑)

毛は付くよね

これは猫だけでなく犬も鳥もハムスターもそうなのでは?
と思いますが毛は付きます。

綺麗に着付完了してお出かけしようとしたら
「撫でて~」
と寄ってくる猫。
撫でますとも!!!☆(笑)

特に換毛期の毛の量はすごいので
できるだけ床に毛が降り積もらないようにして
猫が暴れても毛が舞い上がらないようにしています。
(対策は必要)

※余談ですが、我が家はルンバを使っています。
ペットと一緒に暮らすなら600シリーズよりも新しいものがお勧めです。

とまぁ邪魔だったりすることも多いのですが
結局それを凌駕する可愛さなので仕方がないのです(笑)

まとめ・・・

着物と猫の相性がいい気がするのは

・昭和の売店のおばーちゃんのイメージ
・竹久夢二の「黒船」のイメージ

猫グッズが多いのは

・猫好きは猫グッズを買う人が多いから
・猫は他の動物に比べて種類が少ないから表現しやすいから

実際の猫との相性は

・紐や裾で遊ぶ
・出した着物には乗る
・毛は付く

きっと私は今後も猫モチーフの着物グッズを増やします・・・(笑)

 

 

 

 

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