着物警察撃退法?!~私はこうしてきました~

雑談

ごきげんよう、椎名さん。です。

今日は着物警察撃退法?!~私はこうしてきました~
というタイトルでお話します。

そもそも着物警察とは?

着物警察って聞いたことありますか?
今年の1月に放送された「マツコの知らない世界」でも話題になりましたが、
ざっくり言うと着物を着ている人に対して
「こんな柄、こんな季節に着ちゃダメじゃない」とか、
「こんなに着崩しちゃって」とか口に出して言ってくる人たちのこと。

酷いと無断で手を出して着物を触ったり、
帯をほどいて結びなおそうとする人もいるとか。。。

個人的にはこの「着物警察」という呼び名は微妙だなと思っていて。
「着物自警団」という呼び名のほうがしっくりくるんですが。。。

警察
警察(けいさつ、仏: Police, 独: Polizei)とは、
軍隊と並ぶ国家の実力組織であり、
権力行使を以て国家の治安を維持する行政作用及びその主体をいい、
社会の安全や秩序を守る責任を課された行政機関である
自警団(じけいだん、英: Vigilante)とは、
権利の侵害が強く想定される場などにおいて、
司法手続によらず自らの実力行使をもって
自己および共同体の権利を維持確保するために結成される組織(私設軍隊・民兵)、
およびそれを模した防犯組織。

Wikipediaで調べた警察と自警団。
何となく自警団の方がしっくりくる。。。

脱線しましたw
話を戻します。

ただでさえ着物にはルールが多くて着るハードルが高いと思っている人も多いのに
着物警察の存在は更に
「着物・・・難しそう・・・」
の気持ちを増殖させてしまいます。

私自身も正直なところ着物をはじめるまではその存在にビビっていました。
実際着物を着始めたころは全く知識なんてありませんでしたから、
「それ変よ」
と言われたら委縮してもう2度と着たくなくなってしまうと思っていました。

でも。でもですよ?
いやいや、でも本当にそんな人いるの?!
ネットの世界だけの話じゃないの?!
そんな気持ちもあったのです。



遭遇したことある?

では実際着物を着るようになって私は着物警察に会ったことがあるのか?
答えは悲しいことにYESです。

好きなものを好きに着させてくれよー。とも思うし、
無視したい・・・と思うこともありますが、
好意的な方もいらっしゃるし、
好意的な言葉と見せかけての批判というパターンもあって
全部を避けるのは難しいんですよね。。。

では私は出会ったしまった彼らにどう対応して
自分の着物ライフを守ったのか。
私なりの対処方法をお伝えします。
誰かの参考になれば幸いです。

ここでは「不快だな」というタイプのものを上げていますが、
実際に声をかけてくる方は好意的な方が圧倒的に多いです。
ちょっとした着崩れを上手に直してくださる方もいらっしゃいます。
着物を見て声をかけてくるすべての人を否定しているわけではないことを
あらかじめご了承ください。

着付に言及してくるタイプ

これは着物始めたばかりの頃に会いました。
その頃の私は今より衣紋(衿の後ろの部分)を抜くのがヘタッピで
なんだか苦しそうでした。
そんな時に言われたのは、
「なーに?それで着付合ってるの?」
です。
自分自身も上手く着られていないのはしっかり自覚していますから
これは結構「恥ずかしい!」と思いました。

(衿の詰まった着付・これは自分で着た2回目ですね・・・)

ではその時の私の返しがこちらです。

「着物を普段着にしたくて頑張ってるけど中々難しくて!!
鋭意努力してるんですけどねー()

これについては結構どのパターンでも同じスタンスなんですが、
私楽しんでるの!がんばってるの!を前面に出します(笑)
すると結構

「あー、頑張ってるのね。難しいよね。頑張ってね」

ってなる人が多い。
更に

「やり方は分かってるんだけど、上手くいかないんですよね。
何回もやって慣れるしかないですよねー!」

と先に言っちゃう。
①分かってる②慣れるしかない③今後練習して上手くなっていく心づもりがある
となるとそれ以上あまり言ってこないんですよね。

むしろ好意的になる人もいます。

コツはちょっとテンション高目に言うこと。
笑顔でテンション高い相手に人はケチを付けづらいようです(笑)

→関連記事「着物はここ10年でずいぶん自由になった気がする」

センスに言及してくるタイプ

これは洋MIXや昔の流行物を着ている時なんかに言われます。

(着物にハットを合わせる)

これについては私は
「女子高生の最新ファッションにケチ付ける近所のおじさん・おばさん」
くらいに思っています(笑)
私の祖母なんかは若干このタイプw

「最近はこういうの流行ってるんですよー☆」
「昔はそうだったんですねー!今は結構自由ですよ☆」

と、今は昔とは違うんだよ。的に返します。

ちなみにこのパターンで私は1度だけちょっとしつこく絡まれたことがあります。
その時は、
「あなたは最近どんな感じに着てるんですか?」
と聞きました。
そうすると
「私は最近着てないのよね」
とのお返事。
それまでの会話で私が日常的に着物を着ていることは分かっているはずなので、
その後深追いされることはありませんでした。

結局のところ「自分の方が知っている」という意識が
「上から教えてあげる」という親切心(?)を生むので
「今は私の方が貴方より着ている」となると少し反応は変わるようです。
これは実際しょっちゅう着ていなくても
ちょっと多めに着てることにして申告するのもありかも知れません(笑)

素材に言及し来るタイプ

盛夏意外に浴衣を着ていることや、
ポリの着物を着ていることに対して
「こんなものを!」
みたいな反応される方ですね。

(浴衣を衿付きで着る5月。この日は暑かった!!)

もうこれはそのメリットをお伝えしてます。
5月でも暑ければ半袖を着るように浴衣を選びます。
熱中症になったら困るので。
そこまでして着なくても。。。と言われても
だって可愛いお気に入りを沢山着たいんだもん!のテンションです(笑)

ポリならなんせ洗えるのが便利だし、
シルクに比べてお安く手に入りますし、
普段着にはけっこういいですよね☆
綿やウールと同じで絹よりは扱いやすい☆
むしろメリットを大きな声でお伝えしたい(笑)

→関連記事「1枚持っているととっても便利!ウール着物のススメ☆」

総じて

私が体験してきた中で総じて言えると思うのは
彼らは
「自分が正解だと思っているものからはみ出していること」
に言及してくるように思います。

そして
「現在は着ていない人たち」もしくは
「昭和のルールにのっとってその着方しかしていない人」
が多い。

多分根底には
「自分の信じているものを揺るがすものに対する恐怖心」
があるように思います。
私が着物にカーディガンを羽織ったところで
彼らの信じるものは侵されないのにね。。。
貴方も好きに着たらいいし私も好きに着るよ。。。の気持ち。

(着物にカーディガンはあったかい)

上で述べたように私の対処法は基本的に
「明るくテンション高めに楽しそうに返す」
というものです。
これは大体の場面で使えます(笑)
ただそれは実際に私が比較的テンションの高いタイプだから可能なのかもしれませんw

そんなテンション高く笑顔でなんて返せないよ!
という方にはですね。
「無視」
という方法もアリだとお伝えしたい。

私は
「私は好きなことを好きなように自信を持って楽しんでいる」
という自負があるし、テンションも高い(笑)
それでも人と喋りたくない気分の時もあるし、
具合が悪い日もある。
それに明らかな悪意を持って接してくる人に親切にする気はありません。

そういう時は耳にイヤフォンを突っ込んで無視します。
最近のワイヤレスイヤフォンはノイズキャンセラーも優秀ですからね(笑)

 

まとめ

以上が私の着物警察(着物自警団)への対処法です。
まとめると

①私は楽しく頑張ってるんだよ!というスタンスで返す
②今の流行はあなたの知っているそれとは違うよ!と伝える
③メリットや意味を伝える
④テンション高めに明るいと伝えやすい
⑤そんな気分じゃないときは無視!w

といったところでしょうか。

少しでも参考になれば幸いです。

じゃいねー。

→関連記事「着物警察は他人事じゃない?!自分が着物自警団にならないために気を付けていること」

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