初めてのお仕立てにもお勧め!浴衣を注文するなら暖かくなる前の今?!

着物あれこれ

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「初めてのお仕立てにもお勧め!浴衣を注文するなら暖かくなる前の今?!」のお話です。

お仕立てに興味はありますか?

着物を始める時、最初に袖を通すのは
市販されている浴衣、
お下がりの着物、
リサイクルショップで購入したもの・・・
という方も多いと思います。

もちろん、それは永遠に楽しいと思うのですが、
その次にやってみたくなるのは
マイサイズのお仕立て。

いつもなら工夫しながら着る小さな着物が
苦労せずに着られる!というのは中々の感動ですし、
反物を選んで仕上がってくる着物は
職人さんの技術を目の当たりにすることでもあって
着物を更に一段階深く愛せる気がします。(個人的には)
しかも柄の合わせも綺麗でそれはプレタでは味わえない美しさです。

→関連記事「裄が足りない着物どう着てる?解決方法6選!」
→関連記事「丈の足りない着物どう着てる?解決方法5選!」

世の中にはお安く素敵なリサイクル着物も沢山あります。
私はずっとそれがいいわ☆
という方もそれはそれで素敵です。

でも
1回くらいお仕立てしてみたいなー・・・
そろそろお仕立てデビューしてみたいなー・・・
リサイクルはサイズ的に厳しいんだよなー・・・
という方には
まず最初に浴衣のお仕立てはどうでしょう?

まだ寒いのに?3月も前半なのに?
浴衣を着るのは夏なのに今??

という方に
本日は最初のお仕立てに浴衣がお勧めな理由
今の時期にそれをお勧めする理由をお伝えします。

最初のお仕立てに浴衣はおススメ


(最初にお仕立てしたのはこの子でした)

まず最初に最初のお仕立てに浴衣がお勧めな理由です。

比較的安い

普段がリサイクルショップで買っていたり
基本的にお下がりを着ている人にとって
お仕立ては決してお安い買い物ではありません。

それはとっても当たり前のこと。
現代を生きる職人さんが技術と時間をかけて作ってくれているんですもの。

着物を1枚仕立てるために必要な技術を習得した人が
時間をかけて縫ってくれます。
しかもそれはたったひとりのためだけの着物です。
市販のお洋服と同じような価格では手に入らないことは当然です。

→関連記事「着物は高い?そのイメージの理由と相場について」

その中でも浴衣のお仕立てはお安いです。

お仕立てを受けている和裁屋さんのサイトを調べても
大体相場は海外ミシン縫いで1万円程度。
国内手縫いで2万円程度。
もちろん幅はありますが、贅沢しても3万かからない程度が多いようです。
(このお値段は「相場」で調べたものです)

これは着物を仕立てるのに比べてグッとお安いのです。

最初のお仕立てとしては
マイサイズの快適さも分からないし・・・
という状態ですし、
そうはいってもお安いものからチャレンジするのもいいかなと思うので
浴衣のお仕立てはお勧めなのです。

 

マイサイズの具合が分かる

最初に仕立てるときはそもそものマイサイズがどんなものなのか
分かっていない方が大半だと思います。
私も「なんか快適なんだろうなー」くらいの感覚でした。

私が最初にお仕立てを注文したのは某大手呉服屋さんでした。
マイサイズを仕立ててもらって着るようになって
気付いたことがいくつかありました。

それは自分の好み。

身体のサイズを測ってもらって作るので
身体には合っているのですが
着付の好みまでは反映されていません。

私の場合着物を始めてさほど着慣れておらす、
自分自身も自分の好みを分かっていないときに
初めてのお仕立てをしたので
サイズを測ってもらってそのまま注文したからというのが大きいですが
「もっとここが長かったらな・・・
ここが短かったらな・・・」
というのが正直なところ、あります。
私自身が好みを把握していなかったのだからこれは当然です。

なので、これは次に頼む時に改善してもらおうと思っています。

最初から好みが分かっている状態で注文で着れば最適なのですが
中々最初は分かりません。

それゆえにちょっとお値段もお安めの浴衣で初お仕立てを経験しておくと
次に着物のお仕立て(浴衣よりはお値段が張る)をする時に
好みとともにお伝えできてより良いマイサイズが出来上がってくるのではないかと思います。

とはいえ、これは手癖や好みの問題なので
そうは言っても肩のラインはしっかり体に合っていますし
普通に着れば背中心がきちんと真ん中に来るのは気持ちの良いものです。

そもそものサイズが合っているからこそ
自分の着付の好みに気付けるのですよね。
リサイクルやプレタだと
そもそも合ってないのが当然なので
自分の好みに気付くのはこんなに早くはなかっただろうなと思っています。

 

プレタは結構大きい


(これ、結構裄が多い気くて手が半分隠れてしまうのです)

最後の理由はプレタの浴衣は結構大きい、という理由です。

浴衣は市販されているプレタのものもお安いものが多いです。
可愛いものも多く基本的に洗えるのでメンテナンスも楽。
私はなんだかんだ言いながら毎年購入してしまっています(笑)

でもプレタの浴衣ってちょっと大きいんですよね。

これは私がお下がりやリサイクルを着慣れているからかもしれませんが、
ちょっと布の分量が多いな・・・
と感じることも多々あります。

大は小を兼ねると言いますし、
着物は着付で工夫して着られる範囲が広いので
圧倒的に足りない!とか
あまりにも大きい!という場合を除いては
着ることができます。

けれど、浴衣は夏に着るものなので
余った布を帯周りに収納する・・・となると
お腹周りに布が重なりまくって暑いのですよね。。。

その点お仕立てはマイサイズですから
布が余る・・・ということは起きません。

これは今後浴衣を買う時に見ることをおススメするポイントなのですが、
S/M/Lだけでなくそのサイズも見たほうが良いです。
普段着ているサイズのはずなのにちょっと大きい。。。
と感じるのは結構浴衣あるあるな気がします。

お仕立て注文最適な時期

まだヒーターを付けているご家庭が多い3月ですが
今くらいから5月くらいまでが浴衣のお仕立てはお勧めだと思っています。

ここではその理由をお話します。

5月6月は和裁士さんは大忙し

浴衣の新作は大体ゴールデンウィーク前後に出るメーカーさんが多いように感じます。
つまり、その時期に注文は増えるということ。

もちろん今年の新作を頼みたい!という場合は
出る前に注文することはできませんから
ゴールデンウィーク前後まで待つしかありませんが
特に新作等関係ない場合は今くらいの注文がいいと思います。

新作の注文があるというだけでなく
その年の夏に間に合うように!と
5月6月の和裁士さんは大忙しです。
そしてどんなに急いでも1日にできることは限られています。

立て込んでいて大変+できることは限られている
となれば納期は遅めになるのです。

浴衣の出番は思いのほか早い


(半襦袢+浴衣です。これは5月の暑い日でした・・・)

昨今の温暖化のせいで
「暑い!」と感じる季節は年々早く、長くなってきています。

一応着物のルールは
10月~5月まで袷着物。
6月と9月が単衣着物。
7月8月は夏物や浴衣。
とされています。

けれど最近は気にする人も減ってきたなとも感じます。

無理してのぼせても良くないですし、
浴衣は特に普段着ですものね。

となると浴衣の出番は7月よりも早いのです。

「暑い!もう浴衣着たい!」
と思ったのにまだ仕立て上がってきてない!
早く着たいよー!!
というのは実際に私が体験したことです(笑)

この時は新作の浴衣だったので仕方がないのですが
特に新作でないのであれば余裕を持って頼みたい・・・と思ったいい経験です(笑)

夏が楽しみになる


(1月に頼んだ浴衣はこちら)

過去私が最速で浴衣のお仕立てを頼んだのは1月の末でした。

まだまだ極寒の時期でしたが
とあるセールで好みの反物に出会ってしまったのですよね☆

浴衣を着るまでにたっぷり時間もありますから
お仕立ての間もゆっくり待てますし
仕上がってきたのは3月末でまだまだ浴衣シーズンまで期間はたっぷりです。

まだまだ着れないとは言いつつも
浴衣に合う帯を探してあれこれ見てみたり
この浴衣着てあの場所に行きたいなーなんて妄想してみたり。。。
夏の楽しみがひとつ増えてハッピーでした。

 

まとめ

最初のお仕立てに浴衣がお勧めな理由は

・比較的安い
・マイサイズの具合が分かる
・プレタ浴衣はは結構大きい

まだ寒いのに今お仕立てをお勧めするのは

・5月6月の最盛期は和裁士さん大忙しで納期が延びることもある
・浴衣を着る時期は年々早くなってきている
・早めにできてくると夏の楽しみがひとつ増える

行きつけの呉服屋さんにはまだ浴衣の反物並んでないよ・・・
という場合も今はネットでも売っています。

最近では定番の綿だけでなく
セオアルファなどの素材も人気ですし
着物っぽい模様の浴衣などは
半襦袢を下に着て着物っぽく着ることもできます。

まだ浴衣には早いよねー・・・
と思わず、今お仕立てに出してみるのお勧めです☆

では、また次回。
じゃぃねー。

 

 

 

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