1枚持っているととっても便利!ウール着物のススメ☆

着物グッズ

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「1枚持っているととっても便利!ウール着物のススメ☆」のお話です。

着物の素材と言えば、まずは絹、そして綿、ポリ・・・と並びますが
本日のお話はウール着物のお話です。

個人的には初心者キモノスキーも含め、
1枚は持っていると楽なのでは☆と思っています。

ウール着物ってどんな着物?

ウール着物は文字通りウールで作られた着物です。

着られる季節は初秋から春までと長く、
裏地が付いておらずいわゆる「単衣仕立て」です。

まだ着物が普段着だった昭和の時代に
普段着用に作られたもので、
暖かくシワになりにくいのが特徴です。

ウール着物お勧めの理由

安い

ウール着物は昭和に流行ったもので
現在も新商品は出ているものの、通常の呉服屋さんで見かけることはレアです。
というわけで、基本的に買おうと思ったらリサイクルになります。

そしてリサイクルの中でも比較的新しめのものであることもあり、
正絹のものよりもお安く手に入ることが多いです。

お値段が全てとは思いませんが、
手が出しやすいのは最初のお勧めポイントです。
私は確か最初はヤフオク!で2~3000円のものを購入した記憶です。

今なら季節も手伝って纏め売りなどもっとお安く手に入るかもしれません。

メンテナンスが楽チン

なんせウールなので、ウールのニットと同じように扱っても大体大丈夫です。
洗えますし、単衣なので乾きにくいこともありません。

洗う時はお洒落着用洗剤で。
私は洗濯ネットに入れて、お洒落着洗いコースで洗っていますが、
もちろん手洗いでもOKです。

脱水するときは短く!
1分くらいで出してしまいましょう。
そして残った水分の重みで干している間にしわを伸ばすのです。

この「脱水を短くして水分の重みでシワを取る」というやり方は
浴衣やポリの着物でも同じように使えます。

そして干して乾いた後にそれでもシワが残っていればアイロンを
きちんと脱水して乾かすよりもグッとシワは少ないので手間は半減です。

通常の正絹の着物だと自宅で洗って干すなんて無理ですからね。。。
その点においてウール着物はとても楽ちんで普段着の味方です☆

比較的大きなサイズがある

ウールの着物が多く出回ったのは昭和です。
なので、ふるーい着物に比べて現在の体型に近い方がお仕立てした可能性が高いのです。

なので
リサイクルやアンティークは小さくて中々着られない!
という方もサイズが見つかりやすいのもひとつの特徴です。

可愛い!と思ったリサイクル着物のサイズが小さくて買えませんでした・・・。
という経験のある方は是非一度ウールを見てみていただきたい!
結構着られるサイズが多いです☆

洋MIXも得意!

ウール着物は元々普段着用に作られたものなので、
質感がとてもカジュアル!
そしてカジュアルな着物は洋MIXするのにとても向いています。

正絹が洋MIXに向いていないというわけではありませんが、
豪華な刺繍の入った訪問着にパーカー・・・はやっぱり合わせにくいものです。
その点ウール着物なら
シャツもカーディガンもタートルネックもパーカーもスニーカーも
どれを合わせても様になります。

まだ着物小物が揃っていないから最初は洋MIXだ!
という初心者キモノスキーから
洋MIXにチャレンジしてみたいけどしたことがないキモノスキーも
ウールなら手軽にチャレンジできます。

滑らない

ウール着物は表面がざらざらしていて滑りが悪いです。
つまりこれはキチっと滑り止めがきいているということ。

正絹のさらさらした着物を着ていて
「あぁ、キマラナイ、着付が崩れる」
と思ったことがある方は是非実感してみて欲しい。

ウールは滑りにくいので、着付が決まりやすいのです。
今一つ着付が上手くいかない・・・。
という初心者キモノスキーにこそお勧めです☆

気を付けるポイント

普段着着物としてほぼ万能に見えるウール着物ですが、
気を付けるべきポイントもあります。

ウール着物はあくまでも普段着

ひとつ目は普段着物なので、フォーマルな場所には向いていないということ。
これはお洋服でも同じですね。
「可愛いから!」という理由でデニムを入っていったりしないのと同じです。

虫食いの被害にあいやすい

もう一つは虫食い。
ウールはとても虫が付きやすく穴が開きやすいのです。

リサイクルで買ったものを点検すると
「あ・・・」
ということもあります。

穴が開いてしまっているものはかけはぎをして塞ぐことになります。

模様によっては小さな穴は気にならないので
私はそのまま着てしまているものもありますが・・・(笑)

そして虫食いの被害にあっていないものは
これから被害にあわないようにしたいですよね。

まずは脱いだ着物は干して湿気を飛ばしてから畳みましょう。
これはウール着物に限ったことではありませんが、
着物に湿気は大敵です。
風通しの良い日影で干して汗を飛ばしましょう

そして保管するときは防虫剤を忘れずに。
昔のものに比べて匂いのしない防虫剤もありますから、
お好みのものを使ってください。



仕舞い方

そしてもうひとつ。
正絹の着物と重ね合わせてしまわないこと。

ウール着物は虫食いの被害に合いやすいのは前述のとおりですが、
正絹の着物と一緒に仕舞ってしまたら
最悪の場合正絹の着物も同じように虫食いの被害にあってしまいます。

畳紙に入れていれば重ねても問題ないのでは・・・?
という気もしますが、
私の実家では畳紙に入れていてもなお別の段に保管していましたから、
私も同じように離して保管しています。
(なので、畳紙に入れて重ねた場合の実証はできていません)

ウール着物着てどこ行く?

基本的に虫食いに気を付ければかなり快適なウール着物。
私の思うウール着物でお出かけするお勧めスポットはこちらです。

猫カフェ

個人的な趣向がかなり入ったおススメスポットですが(笑)
猫カフェに行くときのウール着物はお勧めです。

猫さんがお膝に乗ってきても
なでなでしても・・・・
猫カフェに行くと毛が付きますよね。

そして毛が付いたらコロコロと粘着ローラーで毛を取りたい

その時、正絹の着物だとちょっと傷みが気になる・・・。
と思う場合はウール着物がお勧めです。

焼き鳥屋さんや焼肉屋さん

友だちとご飯食べに行こう!
となった時
「よし!じゃぁ着物着よう!」
と思ったのに
「炭火焼肉食べに行こう!」
と言われて「う・・・匂いが・・」
と思った時にもウール着物はお勧めです。

何と言っても洗えますからね☆

煙を気にせず美味しく食事して
翌日サッと洗えばいいのです。

雨の日や寒い日


(この日は冷たい雨がしとしとしていました)

冬の雨の日、私は大体ウール着物を着ます。

ウールなので暖かいですし、
濡れても正絹のように縮んだりしません。

おススメはショート丈のレインブーツにウール着物
ショート丈なら裾裁きの邪魔にもならず
ロングのレインブーツのように足首が太く見えないところも気に入っています。

ついでに帯も洗える素材にしておけば濡れても安心です。

以前雨の日に着物友だちと遊んだら
2人ともウール着物にレインブーツだった!
ということもあるくらい定番と言っても過言ではありません。

雨の日も可愛い着物を着たいんだ!
という望みをかなえてくれます☆

旅先

旅行に着物で行きたい!
でも天気が分からない・・・。

という時もウール着物は楽ちんです。
何日かの旅行でも1枚入れておくだけで
「お天気が微妙ならこれを着よう☆」
と臨機応変に対応できます。

私は雨季の台湾に行った時は
ほぼウールの着物で過ごしました。
ずっと降っているわけではなくとも、
「降るかもなー・・・」
と心配して行動範囲が狭くなってしまうのはもったいない!
全力で旅行を楽しむために頼もしいアイテムです。

更にウールの着物はシワになりにくいので、
パッキングした着物がシワだらけ!
ということになりにくいのも嬉しいポイントです。


(台湾での1枚。雨季でもウールなら雨を気にせず観光できます)

何でもない日

特にお出かけの予定があるわけじゃないけど、着物着たいんだよねー。
という日も気張らないウール着物はいい感じです。

ちょっとした家事をする、
近所に買い物に行く、
図書館に本を返しに行く、
お散歩に行く・・・・。

本当になんてことない日常の中に
ウール着物はしっくり馴染んでくれます。

ウール着物を買えるところ

ウール着物が買えるのは基本的にリサイクルショップです。
私はヤフオクで最初の1枚を買いましたが、
楽天ショップなどにもリサイクルショップはあるので、
「近所にリサイクル着物屋さんはない!」
という方もネットの中から探すことができます。

よく見かけるのは以前もご紹介したシンエイさん。
探せばお安く沢山出てきます。

また、こちらのショップはセットでも販売しているようです。

 

 

まとめ

ウール着物お勧めの理由は

安い
メンテナンスが楽チン
比較的大きなサイズがある
洋MIXも得意!
滑らない

気を付けるポイントは

ウール着物はあくまでも普段着
虫食いの被害にあいやすい
仕舞い方

ウール着物着て行くおススメスポットは

猫カフェ
焼き鳥屋さんや焼肉屋さん
雨の日や寒い日
旅先
何でもない日

快適な冬の普段着着物ライフにお役立ていただければ幸いです。

では、また次回。
じゃいねー。

 

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