普段着物着た後どうしてる?ズボラなルーティンの現実

ハウツー

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「普段着物着た後どうしてる?ズボラなルーティンの現実」のお話です。

着物を着るのは前後の手間もかかる・・・

「着物を着るには3日かかる」
という言葉があるそうです。
準備に1日、着る当日、お片付けに1日の計3日かかるという意味だそうです。

なんだかものすごく手間がかかりそう!
確かに書籍を読めば随分と丁寧にメンテナンスしているように感じます。
それを毎回するのなら大変そう・・・と思ってしまうものもちらほら・・・。

初心者キモノスキーの頃の私も
そんなに毎回毎回丁寧にメンテナンスしなきゃ駄目なの?
着物!ハードル高いよ!!
と嘆いていました。

けれど実際に普段着物を着て過ごすようになって4年目。
本に出てくるほど丁寧にはしていないけれど、
最低限のことを押さえておけば特に問題はないように感じます。

本日はそんな私のリアルなお話をします。
着物をお仕事にしている人には怒られるかもしれませんが、
勇気をもって正直に述べますよ!!

不器用でズボラな私のルーティンをご覧ください。

洗ったり、染み抜きをしたりという大きなメンテナンスのお話ではありません。
日常のルーティンについてのお話です。

私のルーティン


(手間は少なく楽しみたい)

準備に時間はかけない

着物を着るには3日かかるという言葉に含まれる
「準備に1日」についてですが、私は結構当日に用意します。

これは多分しょっちゅう着ているからこそだと思いますが
頭の中でコーディネートを妄想して
当日並べてみてちょこっと変えて・・・という感じで着ています。

半衿も安全ピンで付けていますから、
特に時間はかからないのですよね。
お裁縫ができる方なら当日でも縫えるのかもしれませんが、
私はお裁縫はからっきしなので
開き直って安全ピンを使っています。

→関連記事「GRWM!?自分で着る着物どれくらい時間かかる?!私の2パターン☆」

着たら干す

超が付くほどズボラな私ですが
それでも絶対にやるのは
「着た後に干すこと」です。

干す場所は日陰の風通しの良いところ。
ハンガーに干すのが理想なのは分かっていますが、
私は姿見にかけて干すことも多々あります。

姿見に干す理由はいくつかあって
まずは酔って帰ってきても干すのが楽だから。
衣紋かけに干すのが理想なのは分かっていますが
折りたたまれている袖部分にひっかけて伸ばして・・・
というのが何気に面倒なんですよね。

酔って帰った時は
そういう小さなひと手間が面倒になるものです。
ハードルは低く、絶対にできるようにしています。

もうひとつは姿見にかけておくとその次に着るときに邪魔になって畳むから
干した後は畳んでしまうのですが、これも面倒くさい(笑)

ハンガーに干していたらいつまでも畳まなくなってしまいそう・・・。
というわけで姿見にかけておくと
次に着るときに邪魔になるので
畳むことができる・・・という流れにしています。

これは我が家の姿見が細く、
それなりに高さがあるからできることだと思います。
もしご自宅にある鏡が小さかったり、
壁に埋め込まれているタイプだったり、
幅が広いタイプだったりすると難しいかもしれません。

(いえ、本来はハンガー(衣紋かけ)に干すべきなので
決してお勧めできることではありませんが・・・)

とにかくやるべきは汗を飛ばすこと。
間違っても床にべしゃっと置いたりしないようにします。
これをやってしまうと着物が皺だらけになります。

 

 

干したら畳んでしまう

汗が飛んだら畳んで仕舞います。
畳紙に包んで仕舞うのが理想でしょうが
私はカラーボックスに着物収納をしているので
畳紙は使用していません。
(収納の話はまたいつか)

そのままハンガーで収納する方法もありますが
私は畳んで仕舞っています。

これは純粋にスペースの問題から。
桐箪笥に畳紙で・・・というのは理想ではありますが、
我が家ではそれは難しいのです。

着てから仕舞うまでの日数は短くて翌日、
長くて1週間程度。
先ほど述べた通り姿見にかけて干すので
次に着物を着るタイミングで邪魔になって畳みます(笑)

ズボラでいるために気を付けているその他

ここからはルーティンとは少し違いますが
着る前後のルーティンを楽にするために私が気にしていることです。

虫干しについて

虫干しとは着物を干して
湿気を飛ばしたり、虫やシミ・変色をチェックすることです。
ずっと箪笥の中に置いておいたら
どんなにきちんと仕舞われていても
カビが生えたり変色したりするものです。

時期は大体梅雨明けや秋など
カラッと晴れた日にやるのが理想的です。

と、虫干しの話をしておいてなんですが、
私は基本的に虫干しはしません。

その代わり絶対に1年に1回は袖を通すことにしています。
着れば全体のチェックもしますし、
着た後に干しますから風も通ります。

どうしても着られなかったものについては
干したりチェックしたりしますが、
基本的には着るタイミングでそれらを行います。

改めてまとめてやるよりも楽ちんですし、
何より可愛い着物は着たい!と思ってしまうので(笑)

そして念のため着物を収納している部屋は
常に除湿器をかけています。
着物の敵は湿気なのでそれを防ぐつもりでかけています。

収納方法


(ウールは可愛いし洗えるけれど虫食いの被害にも合いやすい・・・)

ウールと正絹は一緒に収納しないようにしています。
ウールは虫に食われやすく
一緒に収納していると正絹まで被害に合ってしまうことがあるからです。

チェックポイントを少なくするのは
ルーティンを楽にするポイントです。
気にするべきポイントは少なく済むように工夫しています。

洗えるものは洗う


(浴衣は汗かくシーズンなので割とすぐ洗う)

浴衣やウール、木綿の着物に付いては自分で洗います。
洗う時はスラックス用のネットに入れて
洗濯機でお洒落着洗いをします。

そして干すときは衣紋かけを使用します。
バスタオルを干す用の大きなハンガーもありますが、
選択した時に使うのは必ず衣紋かけです。
そのほうが袖が綺麗に伸びるのですよね。

正絹は洗いに出すのもお金を出して発注することになりますが、
洗える素材なら自力で洗います。
それでも洗うのは洗濯機で手洗いとかではありません。

まとめ

着物を着る前後やそれに伴う日常のあれこれはこんな感じです。

・準備はその日にやる
・脱いだら干すことだけは絶対にやる
・次に着るときまでに畳む

ルーティンを最小限にするために

・虫干しをするより着る
・ウールと正絹は一緒に仕舞わない
・自力で洗えるものは洗濯機で洗う

基本的に正絹の着物は自力では洗いません。
だからこそ毎日のメンテナンスが大事。
とはいえ、最小限の手間で抑えたい・・・。
と思った私の現在のやり方です。

包み隠さず正直に書いたので
「え?!」と思われる方もいるかもしれませんが
このスタイルになって2年、特に問題は感じていません。

着る回数が多いからこそできる側面もありますが
何かしら参考になれば幸いです。

では、また次回。
じゃぃねー。

 

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