着物一枚、帯三本と言うけれど、実際のところどう?

ハウツー

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「着物一枚、帯三本と言うけれど、実際のところどう?」というお話です。

この言葉、聞いたことある?

「着物一枚、帯三本」この言葉、聞いたことありますか?
着物を着ない人にとっては「ナニソレ?」という感じかも知れませんが、
着物に興味を持つ人なら聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

ざっくり説明すると
「1枚の着物も帯次第でとてもイメージの違うコーディネートができる」
というような意味です。

(※諸説ありますが、1枚の無地着物や江戸小紋など使えるシーンの多い着物に対して
フォーマル・セミフォーマル・カジュアルの3本の帯を合わせるという意味があるそうです)

そして初心者キモノスキーの頃の私にとっては
「え、1枚の着物につき3枚も帯持たないといけないの・・・?」
と勘違いしていた言葉でもあります(笑)

だって雑誌とか見ていると
「手持ちのものは着物より帯や小物の方が多いですね」
っていう方をよく見かけるような気がするんですよ。
そんなに沢山買い揃えるまでお洒落には着こなせないの・・・?
と思ってしまったのですよね(笑)

過去の私よ!違うからね?
着物を沢山持たなくても帯ひとつでいろんなコーデができるよ!
っていう意味だからね!!(笑)

中にはフォーマルなものだと
「この着物とこの帯はセットで仕立てたもの」
としてそれ以外の組み合わせはしない!
ということも聞いたことはありますが、
他のものでも合うならばどんどん組み合わせればいいじゃない☆
と思います。

実際、やっぱり帯の方が多い?

現在年間100日以上着物を着て過ごしている私ですが、
実際のところどんな感じの手持ちなのか、
そしてどんな感じでコーデしているのかと言いますと・・・。

着物の方が帯より数が多いです(笑)

これはもう好みの問題ですが
着物の方が面積が大きくて印象を変えるにはやっぱり右に出るものはありません。

そしてどうやら私のコーディネートは
印象的な着物にベーシックな帯を組み合わせる。
というのが多い気がします。
(これはずっと着ていて見えてきた傾向です)

なのでどうしても
帯は汎用性の高いものを求めてしまうのですよね。
そういえば小物も汎用性の高さを重視して選んでいたので
元々この傾向はあったのかも知れません。

ここら辺は好みなので
自分が好きだなと思ったものをお迎えして、組み合わせて・・・
という過程でおのずと傾向が見えてくると思います。

つまりどっちが多くても少なくでも問題ないのです。
特に決まりもないし、意識しなくてもいいのです。

こんな感じのコーデになるよ

言葉だけではイメージしにくいと思うので
ここからは私のコーデを参照にご紹介します。

着物1枚帯3本コーデ

まずはこちらの3枚

着物が同じで帯や小物は別のものです。
羽織や小物のせいもありますが、確かにイメージは違います。

お洋服でもあると思いますが
「このスカート、このトップスとばかり合わせちゃうな・・・」
となるのは着物でもあります

でもこうやって3種類のコーデができると
「この着物は着回しの効くタイプの着物なんだなぁ」
と感じます。

着回しが利くことは絶対必要条件ではありませんが
帯を変えることで表情を変えてくれるのは嬉しいものです。

浴衣でもこんな感じ

お次はこちら

これは浴衣の着回しです。

この3枚は羽織がない故に
より一層長着と帯の組み合わせが引き立つのではないでしょうか。

これもまた表情が違いますよね。

浴衣は盛夏にサラリと1枚で着ることも多いですが、
6月や9月に半衿を入れて着物っぽく着ることもできます。(写真真ん中)
その時は少しこっくりとした色を入れて秋を表現したりするのもおススメです。

着物三枚、帯一本ならば

では逆に着物三枚、帯一本ならばどんな感じになるのか。
それはこちら


これは帯が同じで着物を変えたパターンです。
この帯はお気に入りなのでいろんな着物と組み合わせていますが
オフホワイトの地色にカラフルな花模様は
色んな着物とマッチしてくれて
しかも一段華やかに見せてくれます。

こう見ると着物三枚、帯一本もアリだなって思いませんか?

着物一枚、帯一枚だけど

最後はこちら

これ、同じ着物・同じ帯なんです。
帯がリバーシブルなんですよね。

これなら帯が1枚でも違う表情になります。
リバーシブル帯はいつだって便利ですが
特に便利なのは旅行に行くとき!

旅行に行くなら荷物は極力身軽にしたい!と思いますが
旅先でお洒落もしたい!!
という気持ちを叶えてくれます。

旅行に行かずとも
1枚分のスペースで2枚分のコーデを叶えてくれる素敵なアイテムです☆
あまり沢山の枚数を持っていなかった
初心者キモノスキーの頃はそれはそれは助けられました。

まとめ

・着物一枚、帯三本とは
 1枚の着物も帯次第でとてもイメージの違うコーディネートができるという意味です。

・でも必ずしも着物一枚、帯三本じゃなく逆だってOK。

・帯はリバーシブルもあるから
 それを活用して印象の違うコーデをしてみても楽しいです。

組み合わせてみたら意外に素敵なコーディネートを見つけることも多々あります。
手持ちの中で今まで組み合わせていないものにチャレンジしてみるのも
広がりが出て楽しいです☆

では、また次回
じゃいねー。

 

 

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