ごきげんよう、椎名さん。です。
本日は「着物で旅行!~松本・美ヶ原高原編~」のお話です。
先日「着物で旅行できますか?パターンと気を付けるポイント」を書きましたが、
本日はその実践編!
実際の旅程とコーデ、気を付けたポイント等をお届けします。
スケジュール
初日は松本に移動して友人宅に泊まります。
2日目は友人とともに美ヶ原高原の王ヶ頭ホテルに泊まり
3日目に下山して帰宅です。
松本はとても仲のいい友人が暮らしている街で、
私は年に数回は足を運びます。
ただし、美ヶ原高原の王ヶ頭ホテルに泊まるのは初めてです。
本当に人気があって中々予約が取れないんですよね。
この時はやっと取れて小躍りしながら行ってきました☆
気を付けたポイントとやりたかったコーデ
この週は私が暮らすエリアもグッと冬らしく寒くなった時ではありましたが、
長野はもっと気温が低いです。
泊まりに行く美しの原高原は標高も2034mですから
更に寒いこと請け合い。
天気予報をチェックすると
どうやら最低気温はすでに0度を下回っているようでした。
さほどホテルから出る予定ではないけれど、
絶対に景色はいいはずなので、晴れていれば散策したい。
それならばしっかり防寒して行こう!
と思いました。
そしてやりたいと思ったのはタートルネック+着物のコーデ。
これなら暖かいし、持っていく襦袢も減らすことができます。
何と言っても今年やってみたかった初挑戦コーデのひとつです☆
本来私は旅先で新しいチャレンジはしない方がいいと思っています。
例えば新しい帯結びに旅先でチャレンジしたとして・・・
中々上手くいかず準備に時間がかかってしまったら
せっかくの観光時間が減ってしまいます。
けれどこの時はやってみようと思いました。
過去シャツを中に着るコーデはやったことがあるので
襦袢以外のインナーで着物を着ること自体は経験がありますし、
事前に練習するには私が住んでいるエリアは暖か過ぎました(笑)
3日間のコーデ
初日ぜんしーん。
初日はこちらです。
この日は自宅からの移動、そして松本での宿泊ですから
極寒!ということはありません。
通常の気温と同じようにコーデしました。
祖母のお下がりの着物にふりふさんのリバーシブル半幅帯です。
使っている帯はこちらの黒です。
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私は店頭で買いましたが、マルチカラーも可愛かったです☆
そして気を付けたのは帯を締める緩さです。
この日私はお気に入りのとっても美味しいお店に行く予定だったのですが、
そのお店は美味しくも量が多いのです(笑)
美味しいご飯をしっかり食べるために
帯は緩めに締めました(笑)
旅行に限らずですが「今日はお腹いっぱいになりそう!」という日は
ちょっと緩めに帯を締めましょう。
ゆるゆるになって落ちてこないように帯の下側はきっちりと、
胃の近くに当たる上側はゆったりと締めると身体は楽ちんで見た目は綺麗になります☆
2日目のぜんしーん。
2日目はこちらです。
この日は午前中は松本、お昼からシャトルバスで美ヶ原高原に移動します。
内側に着ている襦袢は初日と同じ半襦袢です。
替えたのは半衿だけで襦袢はそのままで荷物を減らします。
2泊3日ずっと同じ襦袢を着るのはちょっと悩みますが、
翌日は襦袢を着ずにタートルネックを使用する予定だったので
襦袢は1枚だけにしました。
半衿は小さな布ですが、
替えるとかなり印象が変わるので
旅行の時の着回しアイテムとしては有能さんです☆
この日の着物はウール、帯はポリエステルのファー付きです。
天気予報では晴れの予定でしたがこの日行く予定のホテルの標高は2034m。
山の天気は下界とは違うので
念のため濡れても大丈夫な洗える素材を選びました。
実際、日が沈んだあとは天気が崩れ
翌朝までホテルは雲の中でした。
持って行って良かったなと思ったのは靴です。
まだ天気があれる前、夕日を見るために頂上まで数十メートル歩きましたが
その短い距離でさえとても冷えましたし、
整備された山とはいえ、やはり山なので
草履で歩くのは向いているとはいいがたかったです。
私はこの時靴は友人に借りたのですが、
もし友人宅から行く予定でなければ
この旅行中私の足元はずっと靴を履いていたと思います。
やはり荷物はできる限り少なくしたいので。。。
最終日のぜんしーん。
最終日はこちらです。
やりたかったタートルネック+着物でぬくぬくです。
もし雨が降っていたら前日と同じウールの着物を着ようと思っていましたが
幸いなことに雨は止んだので正絹の着物にしました。
内側に着たニット・帯締・草履を白にして
ほっこりと暖かそうで重すぎない印象にしました。
この日の帯は初日に締めていた半幅帯の裏面。
リバーシブルの帯はこういう時にとても便利です☆
タートルネック+着物コーデを最終日に持ってきたのは
帰宅する居住地域もこの日は寒いという予報だったからです。
帰宅時もとても寒く、暑く感じることはありませんでした。
まとめ
気候の違う地域への旅行としては、かなり上手くいったコーデだったと思います。
今回の荷物は
帯×2枚(うち1枚は締めていったもの)
襦袢×1枚(着ていったもの)
ニット×1枚
草履×1足(履いていったもの)
半衿×2枚(うち1枚は着ていったもの)
帯締×3本(うち1本は締めていったもの)
帯揚×1枚(着ていったもの)
足袋×3足(うち1枚は履いていったもの)
でした。
毎日違うコーデをしたい!
という欲望のために着物を3枚持っていきましたが、
帯をリバーシブルにしたり、
半衿だけを変えて襦袢を1枚にしたりと工夫はしてあります。
書き出してみると多いように感じますが、
パッキングしてみるとそこまで多いという感じもしませんでした。
多分、あまり厚みのある着物を選んでいないのも大きいと思います。
もし厚手の紬を着たい!と思っていたら
もう少しコーデを考えて着物は減らしていたように思います。
誤算だったのは思ったよりお土産を買ってしまったこと(笑)
長野は美味しいお野菜や地産商品が多く
行くたびに買ってしまうものもあるのですよね。
そしてそういう時、私は
旅先から荷物を送ります(笑)
これは着物旅に限ったことではないのですが、
国内旅行で色々と買い過ぎてしまったら送ってしまいます。
送るのはお土産でも着ていたものでもどちらでもいいのですが、
身軽に帰れるに越したことはないので(笑)
快適に楽しく着物旅しましょ☆
では、また次回。
じゃいねー。
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