ごきげんよう、椎名さん。です。
本日は「暖かくなってきた!着物春コーデのポイント☆」のお話です。
春のにおいがする・・・
めっきり暖かくなってきた今日この頃、いかがお過ごしですか?
私は仕事帰りにお散歩したりして
春のにおいがするなー・・・
これって花粉のにおいなのかな?と疑問に思ったり、
次の休みには菜の花のパスタを作ろうと目論んだり、
とはいえまだ湯たんぽはやめられないなーと思ったり・・・
少しずつ暖かくなっていく世界を楽しんでいます。
着物のことで言うと
寒がりの私にとってはまだまだ袷のシーズンではあるものの
気温が上がるとパステルな可愛い色合いが着たくなるし、
コートよりも羽織に手が伸びる時期になってきました。
着物は季節を楽しむのが上手です☆
春待ちから春爛漫までの春コーデのポイントとご提案です。
「春コーデは初めてです!」という初心者キモノスキーから
「今年はどんな春コーデしようかな」という方まで
ちょっと覗いて行ってみてください。
春コーデのポイント
春コーデで私が気にしていることはこんな感じです。
明るい色合いが使いたくなる
これはもちろんルールではありませんが
春はパステルな明るい色を纏いたくなるので
その気持ちに逆らわず
いつもより可愛い淡い色合いのものを着ることが増えます。
暖かくなってきているとはいえ
まだまだ着ているのは袷です。
色合いで春を表現します。
私は比較的淡い色合いは苦手で顔色が悪く見えてしまうものが多いので
「かわいいけどちょっと顔色悪く見えちゃうな・・・」
という時は半衿の色を似合う色にしたりして着ています。
この「顔色が悪く見える」は
昨今お化粧品でもよく見かける
「イエベ・ブルべ」などを知っていると分かるのかもしれませんが、
そんなの知らないよー・・・という方は
ひとまず着物を顔周りに持ってきて鏡の前に立ってみると
「この色は似合う!」
「この色はなんだか顔色がさえない感じに見える・・・?」
が分かるので
あんまり顔色良くないな、でもこの着物着たいな。
と思った場合は半衿の色で工夫してみましょう。
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体温調整には気を配る
春は三寒四温という言葉がある通り
寒い日が3日、暖かい日が4日・・・
と徐々に暖かくなっていきますが、
その間の寒暖差は結構あります。
週間天気予報を見て
「こんなに寒暖差があるなんて!!何着たらいいの?!」
となることも多々あります。
というわけで体温調整には気を配ります。
寒い日にきちんと着込むのはもちろんですが
暖かい日は商業施設や電車の中は冷房が付いていて寒かったりもするので
下着や羽織、ストールなどで体温調整できるようにするのも大事です。
→関連記事「暑い!寒い!季節の変わり目の着物どう着たらいい?」
いやいや、どんなに工夫しても袷はもう暑い!!
という時はさっさと単衣に切り替えるのも大事です。
何よりも体調が第一です。
まだ3月なのに・・・?
暑いのは私だけかもしれないのに・・・?
なんて思わずに
自分の心地よい温度を大事にして過ごしましょう☆
素材やモチーフで春らしく
冬の間はこっくりとした色やもふもふのファー素材が心地良かったりしますが、
春になると少しばかり軽やかになりたい。
そうは言ってもまだ着ているのは袷だし、
どうしたら・・・?
という時は素材やモチーフで抜け感や透け感を楽しみます。
レース素材の帯や羽に足袋、
全身に花模様の入った小紋や半衿。
こういったものが入るだけで
「お。春っぽい」
となるものです。
中でも半衿や足袋を変えるのは
予算も少なく済んでお勧めです。
足袋をレースに変えるなんてまだまだ寒いよ!
となりますが、
足袋ソックスの上に重ねて履けば
暖かさをキープしつつ透け感を出すことができてお勧めです。
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メイクも春っぽく☆
春めいて来るとメイクも変えたくなってくるのはきっと私だけではないはず・・・。
桃色のふんわりしたチーク、
アイラインを黒ではなく茶色にしたり、
花模様のネイル・・・。
春はメイクも軽やかに可愛らしいものにそそられます。
私が最近ハマっているのはオレンジメイク☆
キャンメイクの2月の新作オレンジアイシャドウが可愛くて
今年はそのメイクに合う春コーデをしたいと目論んでいます。
まだまだマスクを取るのは先のお話になるでしょうが
実はリップも買ったので
メイクから足袋までトータル春コーデして
だれかとオンラインお茶会でもしたいなと思います。
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帰ってきたら干そう
こちらはコーデのポイントではありませんが、
着物を着て帰ってきたら必ず陰干ししましょう。
これはもちろん春に限らず必要なメンテナンスなのですが、
暖かくなってくると冬よりもぐっと汗をかきます。
着物を傷めないために
ちゃんと干して水分を飛ばしてから畳みましょう。
私の春コーデ
ここでは過去の私の春コーデをご紹介します。
お花見コーデ
こちらは浜離宮に桜を見に行った時のコーデです。
サーモンピンクとオレンジの間のような色合いの色無地に
さっぱりとした白い帯。
足元の黄色い草履も軽やかな印象を作るお手伝いをしてくれます。
お花見に行くときは
公園の地面に敷物を敷いてお酒を飲む・・・
ということも多いかと思いますが、
今年はまだまだそういうお花見は難しそうです。
ということは、
「座りやすい恰好を・・・」
「冷えない格好を・・・」
という制限がなくなるということです★
ちょっとお散歩がてら桜並木を歩く・・・
という程度のお花見に切り替えるならば
ただただ好きなコーデができるということです☆
お好きな恰好をして歩きましょ☆
→関連記事「着物でピクニック!コーデで気を付けるポイントはこれ!」
春爛漫!お散歩コーデ
こちらはビタミンカラーを淡くしたような模様の着物。
この日はちょっとお散歩に行っただけだったのですが、
せっかく出かけるなら春爛漫にしよう!
と帯をピンクに、小物も濃い色を使わず仕上げました。
ただのお散歩でも
ポップで可愛い色の着物はやっぱりテンションが上がります。
ちょっとそこまでのお買い物やお散歩に
お気に入りの春コーデはいかがでしょう。
同じ着物で冬と春・・・
春のためだけに着物をたくさん持ったりできないよ!
という人も大丈夫。
冬に着た着物の小物を替えて春仕様にしちゃいましょう☆
こちらは先日のコーディネートです。
着ているのはウールの着物。
帯は明るいベージュを基調としたチェックの半幅帯、
半衿は白地にカラフルな水玉模様、
足袋にも花が付いています。
洗える着物が好ましかったこと、
夜まで出かけている予定だったので
多少寒くなっても大丈夫なように・・・とウールを選びました。
そしてこちらの着物は冬真っ盛りの12月にも着ています。
その時のコーデがこちら。
どうでしょう?
帯、半衿、カバンを黒に、足元もブーツでしっかり防寒です。
着物以外の小物を黒で揃えたことで
着物の赤が際立ち、コントラストがキリっと見せてくれます。
同じ着物でも小物のトーンが軽いと
ちゃんと春っぽく仕上がります。
手持ちの小物を組み合わせて
少しだけトーンアップするのもおススメです☆
気温が高い日の綿着物
この日は伊勢木綿を使ったコーデです。
私はこの着物を
「アメリカの歯磨き粉ちゃん」
と呼んでいますが、ポップなのにさわやかな色でお気に入りです。
気温が高くなってきたときなど
「正絹の袷は暑いな・・・」
となる時に大活躍の綿着物です。
多少汚れても綿着物なら洗えるというメリットもありますから
風が強い日などの土埃もどんと来い!の心強いアイテムです。
伊勢木綿や片貝木綿もお勧めですし、
デニム着物も通常の綿着物より薄手のものも多く
暑い日にはお勧めです。
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まとめ
春コーデのポイントは
・体温調整には気を付けて
・素材やモチーフで抜け感や透け感を出して
・春メイクまでトータルでコーデ☆
・脱いだら干そう
お散歩が心地よい季節です。
日焼け止めをしっかり塗っておでかけするもよし!
ちょとそこまでの道すがらにも春の気配がむんむんします☆
素敵な春コーデができますように★
では、また次回。
じゃぃねー。
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