ごきげんよう、椎名さん。です。
本日は「着物と帽子の相性は?!この帽子ならこんなコーデ」のお話です。
着物と帽子の相性ってどう?
帽子、普段から被ってますか?
帽子って結構普段から使う人と使わない人
パキッと分かれる気がします。
お洋服だけでなく
お洒落な着物コーデの中にも
帽子を使っているものも結構見かけますが
みなさん、いかがでしょう?
私は元々帽子大好きなので
着物でも普通に合わせることが多いのですが
帽子ってお洒落さんのアイテムで中々手を出せないんだよね・・・
いつも同じ形の帽子しか買わないんだよね・・・
折角ならお洋服の時も使える帽子を、と思うとどれ買ったらいいか分からないんだよね・・・
というのもちょこちょこ聞きます。
何を隠そう(何も隠していない)私は元来帽子大好き人間です。
若いころは
「頭は1個しかないのに帽子は100個近く持っている!」
という時期があったほど。
今はそこまでの数は持っていませんが
それでも10個以上は持っていますし、
帽子って簡単にお洒落っぽく見せてくれるアイテムだと思っています。
しかも洋MIXへの最初のチャレンジとしても
取り入れやすいアイテムです。
本日は帽子大好きキモノスキーの私が
こんな帽子ならこんなコーデに合うよ☆
というお話をします。
着物と帽子、どうやって合わせればいいの?
この帽子は着物に合わせて変じゃない?
洋MIXは難しいけど帽子くらいならチャレンジできるかも・・・?
そんな方の参考になれば幸いです。
帽子の種類とそれに合う着物スタイル
では、帽子別に会うスタイルをご提案です☆
ハット
ハットとはつばのある帽子のことを指します。
シルクハットも中折帽もこの中に入ります。
似合う形は人それぞれですが
基本的にハットはどのタイプも合わせやすく、
男性で帽子と着物を合わせている方はこのタイプが1番多く見かけます。
私が持っているのは
頭の部分がまんまるになっているもの、
中折れになっているタイプのもの、
つばがちょっと広いタイプのもの・・・
と各種取り揃えています。
これ、形によって似合うスタイルもちょっと違うように感じます。
まんまるタイプは可愛くコーデが似合います。
どの方位から見ても同じ形のまんまるシルエットは
可愛い感じが似合います。
リボンが付いているものも多いので
お嬢様チックなスタイルや
はいからさんスタイルが合わせやすいです。
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中折れハットはメンズライクなイメージが似合います。
謎解きっぽいスタイルの時や
ちょっとダークカラーの時によく使っています。
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つば広なものはちょっとレディーな雰囲気を作ることができます。
つば広の時は口紅の色を赤くしたりなんかして
ちょっとだけレディーに色っぽくしています。
写真は大島紬に合わせていますが、
帯と帽子の色が同じで統一感も出しています。
ハットは普通の帽子屋さんがサイズ展開もデザインも豊富なんですが
結構古着屋さんにあるものも
絶妙な色合いがあったりするので、そちらも是非チェックしてみてください。
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ベレー帽
着物と合わせている帽子で
女性が使っているのを1番見かけるのはベレー帽かなと思います。
雑貨屋さんでも売っていたり
お安いものも多い。
しかもかさばらないので収納もしやすく
色んな色を持っている!という人も多い印象です。
こちらは全身に模様の入った小紋がコーデしやすく
ちょっとドレスダウンして日常っぽくしてくれます。
色んな色が簡単に手に入るからこそ
沢山持てる分、コーデの統一感を作るのにも役立ってくれるので
よく使う鞄や草履やカラー足袋といった
離れた場所にあるものと同じ色のものを持っていると便利です。
(帽子とかばんが同系色)
→関連記事「普段着物に合わせるカバン☆着物でも洋服でも使えるアイテムはこれ!」
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キャスケット
キャップの一種ですが、
キャップ(野球帽のようなタイプ)に比べて形がぽってりと膨らんでいて
レトロで可愛い印象になります。
野球帽タイプのキャップなら
パーカーを中に着たデニム着物や
チェックの着物にスニーカースタイルに合わせると
ボーイッシュで活動的に見えて可愛いです。
キャスケットは過去見かけた方で
ベージュのキャスケットに袴スタイル、
そして首からカメラを提げている方をお見かけしたことがあります。
このスタイルがとても可愛かったです!
その方は写真を趣味にしていた方だったのですが、
「ちょっとしゃがんだりしても化繊の袴なら
多少の汚れを気にしになくていいので・・・」
とカメラを持つときは袴を好んで履くと言っていましたが
袴とキャスケットの組み合わせは本当に可愛くて
いつかマネしたい・・・と目論んでいます☆
→関連記事「若い子だけの物じゃないよ☆大人袴の選び方とコーディネート」
キャスケットは昔アメリカで新聞売りの人が被っていたデザイン
ということなので
カメラマンぽくしているのとか
図書館で新聞を読んだりとか・・・
が似合うように感じるのかもしれません。
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似たような着こなしでが似合うのはハンチング帽。
こちらも男性が被っているのを見かけますが
キャスケットに比べてぽってりとした感じにならないので
スマートな印象に仕上げたい時に使えます☆
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麦わら帽子
夏の日差し除けに麦わら帽子を被る人も多いかと思いますが、
麦わら帽子は浴衣との相性も最高です☆
カンカン帽なら可愛らしく水玉の浴衣と、
中折れハットならかっこよく縞模様と組み合わせたりもおススメです。
そしてこの時組み合わせる浴衣は
花模様や紺地の浴衣よりも
幾何学模様や縞・水玉などの
あまり「浴衣っぽくない」浴衣の方がコーデしやすいように感じます。
→関連記事「【着物コーデ帳】台湾成分を補充する日の秋浴衣コーディネート」
ニット帽
沢山帽子を持っている私が
1番着物と合わせることを敬遠していたのがニット帽でした。
だってカジュアル過ぎない?
と思っていたんですが、
やってみると結構平気でした。
基本的には上記のキャップの時と同じようなコーデならOKですが
更にお母さんのお下がり着物でもよくみかける
チェックの着物(昭和に流行ったそうです)や
ウールの着物の時に合います。
私は台湾旅行中に寒くなって途中で購入しましたが
その時ウールの着物にニットカーディガンを着ていて
まったく違和感なく馴染んでコーデすることができました。
個人的には洋MIXする時も
シャツなどのかっちりした素材と合わせるより
パーカーやニットなどと合わせるほうが馴染むなぁと感じています。
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クロッシェタイプ
こちらはハットの中のひとつなのですが、
つばの部分が下を向いている
いわゆる「女優帽」と言われるタイプ。
下を向いたつば部分が短いものは
まるでお花のつぼみのように見えて
なんだか深窓の令嬢のよう・・・。
というわけでこのタイプに合うのは
大正ロマンなアンティーク調の着物です。
お袖の長い大きな花柄の着物に
淡い色合いのクロッシェタイプの帽子は
ものすごく可愛いのです。
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番外編
正確には帽子ではないのですが、
お洒落だなー!!と思うのはヘッドドレス。
私は羽根つきのものをひとつ持っていますが、
訪問着や色無地と合わせると
なんだかパーティー仕様になります☆
華やかな印象が強くなるので
普段使いというわけでもないのですが
ちょっと今日は気合入れたコーデしたい時は出番だ!
思ってしまいます(笑)
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まとめ
(この時は黒の中折れハット、寒い日の防寒にも最適)
着物と帽子の相性は良く
思っているよりも何でも合わせられます。
・キャップやニット帽ならカジュアルスポーティーに
・キャスケットやハンチングならレトロに
・麦わら帽子はシンプルな柄に合わせて
・クロッシェタイプは大正ロマンに
・ヘッドドレスは気合入れた時に
個人的には袴を履くときはよく合わせているように思います。
手持ちの帽子を合わせたり、
防寒としての帽子を可愛く使ったり、
帽子を加えていつもとひと味違うコーデをしてみたり・・・
少しでも参考になれば幸いです。
では、また次回。
じゃぃねー。
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