普段着物コーデの決め方☆気にするところとコツについて

ハウツー

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「普段着物コーデの決め方☆気にするところとコツについて」のお話です。

普段着物のコーデは自由

まずは大前提として
普段着物のコーディネートには基本的にルールはありません。
そこはお洋服と同じですね。

暑ければ薄着になるし、
スポーツするなら動きやすい格好になるし、
特別な人に会うなら気合の入った格好になります。

それでも
何を気にしたらいいのか分からない・・・
どういう順番で組み立てればいいのか分からない・・・
いっつも同じコーデになっちゃう!
という方に
私はこんな感じでコーデしてるよ。
というお話をします。

少しでも参考になれば幸いです。

コーデを組む時に気にしていること


(最近のお気に入りコーデ)

私の着物コーデは基本的にこんな感じのことを気にしています。
個別の色々については「私の着物コーデ日記」をご覧ください。

気温や天気

暑い、寒い、雨が降ってる、雨上がり、風が強い・・・
お洋服の時も同じですが着物の時も気候は気にします。

お洋服よりも着脱が難しいので
むしろここはかなり気にするポイントかも知れません。

特に季節の変わり目など
「この気温だと何着たらいいの?!」
と思うことが多くあります。

これは個人の体感なので、寒がりな私が
「この気温ならまだ袷でも肌寒いくらいです」
と言っても、
「いやいや、私は単衣だって暑いくらいよ!?」
という方もいるでしょうから
ご自身で基準を作っていくしかない・・・
というのが正直なところです。

ただ、結構気にしてみたほうがいいなと思うのは湿度。
同じ気温でも湿度が高い時は、より暑く感じます。
これはお洋服の時より顕著な気がします。

今(2月)の気温ならさほど湿度をこまめにチェックせずとも
防寒さえしていればOKという場合が多いですが
今後暖かくなってくるにしたがって湿度もチェックしたほうが
快適な着物ライフが送れます。

そしてもう一つ気にするのは降水確率。
雨のせいでこのコーデできない!
ということにもなりえるのでここはチェックしておきましょう。

雨降りの時の対策については
「雨の日の着物どうしてる?冬から春にかけてバージョン」をご覧ください。

 

 

行く場所ややること


(浴衣でバーベキュー)

ホテルでアフタヌーンティーをいただくのと
キャンプ場でバーベキューをするのでは
活動量も寒暖差も違います。

ピクニックに行くなら洗える着物が良いでしょうし、
美術展に行くならその展示のイメージに合った彩で出かけたくなるものです。

活動内容を鑑みて
コーデに制限があるのか(洗えるものじゃなきゃダメとか)
ちょっとラグジュアリーな雰囲気の方が似合うのか
何にも気にせず好みだけで選べるのかを考えます。

→関連記事「着物でピクニック!コーデで気を付けるポイントはこれ!」

会う人や景色、イメージ


(憧れの方に初めて会う日はちょっと背伸びしたコーデで)

この人はこんなイメージ!
この場所ならこんな感じ!
というのも私はよくやります。

大人なイメージの方に会う時はちょっと背伸びした格好を、
最近観葉植物にハマっている友人に会う時は季節の花をあしらった帯を・・・

落語を聞きに行くときはちょっと渋めの色合いで、
お花見に行くときは明るい色合いで、でも花を引き立てるように柄はないものを・・・

昔ながらの商店街に行くときはレトロなイメージで、
ロックのライブに行くときはクールな色合いで・・・

これ、過去全て私がやったことです(笑)

手持ちの中からイメージを膨らませることがほとんどではありますが
逆に購入するときに
「これはこんなシーンで使えそう☆」
と思ってお迎えすることも多々あります。

購入するときにイメージできていると
箪笥の肥やしになることも少ないので
「これ、どんなシーンに合うかな?」
と考えながらお買い物するのはお勧めです。



季節


(全身で秋らしく)

着物を着るときのルールの中で
季節の植物はその植物の最盛期の少し前に着るのが良い。
とするものがあります。

これについては最近は気にしない人が増えてきているように思います。

個人的には
紅葉を見に行くのに紅葉柄は着ませんし
桜を見に行くのに桜模様は着ません。

なんとなく、そういうものを見に行くときの主役は
本物のもみじであり、本物の桜であると思うから。

どちらかと言うと紅葉や桜を引き立てられるようなコーデにしたいなと思ってしまいます。
(どんなに素敵な模様も本物には勝てないと感じますし・・・)

けれど、そういう「それを見に行く」という場面でなければ
あまり気にしてはいません。

今ほど温暖化が進んでいなかった頃の着物には
袷のアジサイ模様があったりして
昨今の紫陽花の時期に袷を着るのは暑いよ!というものもあるので
時期がずれても可愛ければ着ます。

去年なんかは
「コロナのせいで紅葉狩りに行きにくい!
せめて着物だけでも!!」
とハイシーズンに紅葉柄を着たりもしました。

手持ちのアイテムの中では
「このシーズンしか着られないから
毎年使うのが楽しみ☆」
と思っているものもいくつかあります。

でも、季節を楽しむという意味では色々気にするのも良いのですが
「この季節じゃなくっちゃ!」
とがんじがらめになるくらいなら気にしないほうがいいのかなと思っています。

コーデの決め方

気候や会う人のイメージを膨らませたら
次は実際にコーデを組んでいきます。

組みやすい順番


(置きコーデは面積の大きいものからが楽ちん)

コーデを組む時の順番にルールはありませんが
組みやすい順番はあります。

それは
面積が大きいものから決めていく
というもの。

着物→帯→小物
の順番で決めるんですよね。

小物については人によって順番は違うように感じますが、
私は半衿→帯揚・帯締め→足袋→草履
というパターンが多いです。

これは顔周りの色を変えると結構印象が変わるのと
半衿の色はメイクにも影響を与えること。

そして最初に着る襦袢に付けなくてはならないので、
帯揚や帯締めのように
着ている最中に変更するのが難しいという点があるので
最初に決めたほうが無難に感じるからです。

例外ももちろんある

コーデを組む順番については
基本的に面積の大きいもの、
途中で変更するのが難しいもの
から組むのが楽!

例外もある

とはいえ、小物からコーデすることもあります。

例えばそれは、先日の
「【着物コーデ帳】派手派手ウールでコストコにお買い物&わんこさんに会いに行く」
の時などがそれにあたります。

この日はまず鯖缶と猫の帯留の組み合わせをやりたい!
と思っていました。
通常なら最後に決める小物を最初に決めていたわけです。

鯖缶の帯留を買った時
「これはお買い物の時に使おう!」
と思っていたので(行く場所のイメージを決めて買っている
お買い物予定の日のコーデに使いました。

そしてこの帯留も組み合わせは
ちょっとクスっと笑ってしまうような洒落がきいています。

なので、クールでフォーマルなコーデよりも
POPで可愛い色合いのほうが似合うだろうな。
と妄想していました。

そこを決めた状態で
気候やその日やること等を決めていきました。

こんな感じで小さいものから逆に決めていくこともあります。

 

 

同じコーデになっちゃう・・・


(同じ着物でもその他を替えれば違う表情に)

なんだかいつも同じコーデになっちゃう・・・。
となる時に参考になれば・・・と思うのは
私が心に決めていることです。

それは
全く同じコーデはしない!
というもの。

これは着物を着始めた頃に意識したことだったのですが
そもそも私はお洋服のコーデのセンスもなかったですし
着物のコーデをやったこともない状態でした。

なのでどんな組み合わせがどんな印象になるのか?
がいまひとつ分からなかったんですね。

なので毎回
「前回と違う組み合わせをしよう」
と思っていました。

そうすると
「これが最強!」
と思ったコーデもその次に着たコーデが
「あれ?前回よりこっちのほうがしっくりくるな?」
ということもありましたし
「半衿変えるだけで全然イメージが違う!」
ということもありました。

これはやってみなければ分からなかったことだなと思います。

今でこそ沢山着物関連のものを持っていますが
これはあまり沢山持っていなかった頃からやっていることです。

足袋ソックスや布を切っただけの半衿など
お安いものでも大丈夫。

ちょっと小物を替えるだけでこんなに表情が変わるのか!
というのを体感すると
次に取り入れるもののヒントにもなりますし
新しいものを買わなくても結構着回しがきくじゃん!
ということに気付けたりもします。

→関連記事「着物一枚、帯三本と言うけれど、実際のところどう?」

まとめ

着物コーデを組む時に気にすることは

・気温や天気
・行く場所ややること
・会う人や場所のイメージ

あまり気にしないのは

・季節のルール

コーデを組む時に楽なのは
大きい面積のものから決めていくことですが
小さいものから膨らませていくことだって可能です。

毎回少しでも違うことを試して
幅を広げて行けば大丈夫です☆

最初に言った通りコーデにルールはありません。
何よりも大事なのは
自分のお気に入りを身に纏うこと☆

ひとつのサンプルとして参考になれば幸いです。

では、また次回。
じゃぃねー。

 

 

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