お下がりやリサイクルの着物の匂いがキツイ!その簡単な取り方とは?!

ハウツー

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「お下がりやリサイクルの物の匂いがキツイ!その取り方とは?!」のお話です。

着物の匂いがすることはよくある

可愛い着物なのに匂いがあって着るのがしんどい・・・
と思ったことはありませんか?

実家の箪笥にずっと眠っていたものにもありがちですが
リサイクル着物でもよくあります。
ネットで買う場合なんかは画像は分かるけれど、
匂いまでは分からないですしね。。。
届いてみたら思ったより匂いが・・・・となることもあります。

せっかく可愛い着物なのに着れないなんて悲しい!
自分で洗えるならばじゃぶじゃぶ洗いたいけれど
正絹の着物は自分で洗うにはハードルが高い・・・。
でも呉服屋さんで洗いに出すと結構お高いし・・・
(洗い張りなら数万円はします)
という方に私が実践している「着物の匂い取り」のお話をお伝えします。

着たい着物の匂いがしんどい!
という方の参考になれば幸いです。

大前提として私はズボラで丁寧な手仕事というものは大の苦手です。
そんな私でもできる方法ですので
そのあたりはご了承ください。
しかしこのやり方で着物を傷めたりはしていません。

→関連記事「普段着物着た後どうしてる?ズボラなルーティンの現実」

匂いの取り方


(これは匂いを取って着られるようになった大島紬)

最初は干す!

まずは基本的なところで干します。

これはどんな素材の着物でも帯でも同じですが、
一番安全な匂い取りだと思います。
日影の風通しが良いところで匂いを飛ばすんですね。

私は除湿器のそばで干すことが多いです。
これは単純に我が家の部屋干しスポットに除湿器があるからですが
除湿器+扇風機が稼働している状態だと
匂いが取れるのが早いように感じています。

匂いの強い着物は
じっとりずっしりしているものが多いように思います。
この方法で匂いを取ると
なんだか軽くなったように感じるので
湿度を飛ばずというのはひとつのポイントなのだと思います。

気を付けているポイントは
日向においてしまうと色あせの心配があるので必ず日陰で干すことと
加湿器のそばなど、湿度の高い場所には置かないことです。

数日間干すので場所は取りますが
これで匂いが取れるならお値段は無料ですからね☆
まず最初にやってみます。

丸洗いに出す

数日干してみても匂いが取れないときは
丸洗いに出します。

この後に紹介するやり方と順番が逆のこともありますが、
上で述べた通り匂いの強い着物は
じっとりずっしりしているものが多いです。

干した後にそれは改善されることが多いのですが、
じっとりずっしりに加えて
なんかカピカピしたりべったりしたりしているものが多いのも特徴です。
端的に言うなら全体的に汚れている感じがする。

こういう着物は匂いだけ取れても
着ている時の不快感が強くなってしまうので
私はプロの手に任せます。

丸洗いは数千円でお願いできるので
万単位でお金のかかる洗い張りよりずっと手軽にお願いできます。

私は店頭まで持っていくのが面倒なのと
お値段もお安いのが理由でネットで頼んでいます。

丸洗いから返ってきた着物は
サラッとふわっとして1段階軽くなります☆
匂いの問題だけでなく
「なんとなく汚れている感じのする着物」
を丸洗いに出すと返ってきたときの軽さに感動することも多々あります。



冷蔵庫の消臭剤を使う


(ドラッグストアで売っているあの消臭剤)

丸洗いから帰ってきても気になる匂い・・・。
というのはあまりないことではありますが
残念ながらゼロではありません。

そういう時は冷蔵庫の消臭剤(固形)と一緒に
大き目のビニール袋(ゴミ袋等)に入れて放置します。
放置の期間は大体1週間程度。

干すときと同じように日向に置くことは避けます。
風通しのよさについては袋に入れている状態なので関係ないように感じますが
湿度の高い場所も避けて置いています。

これで大体匂いは取れます。
今のところここまでの工程をやって
どうしても気になるほど匂いが残る!という経験はありません。
1番強いものでも
「帯を外した時にふんわり気になるな・・・」
という程度にはおさまっています。

冷蔵庫の消臭剤を使う工程は
丸洗いよりも前にやることもありますが
干して湿気を飛ばしても汚れ等で重さを感じるな・・・
という場合は丸洗いを先にした方が効率がいいように思います。
(丸洗いから返ってきた段階で匂いも気にならなくなっている場合がほとんどなので)

匂い取りのためにやらないこと

消臭スプレー

「冷蔵庫の消臭剤を使う」
という方法を書きましたが、消臭スプレーは絶対に使いません。

まず、正絹は水に弱くスプレー状のものは液体であるからです。
材料は水ではなくアルコールであったり色々なようですが、
なんにせよ水分は着物に良くないので使用は控えましょう。

そしてもうひとつ。
これは着物に限らずですが
消臭スプレーをかけた部分てかんとなくべたつくように感じます。
結局これは汚れの原因なのでは・・・?
と思うのでそういう意味でも消臭スプレーは使用しません。

アイロン

着物の匂い取りの話を検索すると
アイロンで取れますと書いてあるサイトを多く見かけます。

スチームアイロンを使うやり方や
低温であて布をして取るやり方各種あるようなのですが、
私は匂いを取るためという理由ではアイロンは使用していません。

理由はその匙加減が難しそうだなと感じるからです。

スチームアイロンも確かに汗とともに匂いを飛ばしてくれそうな感じはしますが、
使っているのはスチーム、つまり水分です。
正絹に負担をかけず、匂いだけを取るのは私の技術では難しそうだなと感じるからです。

低温であて布をするやり方も同じで
匙加減が難しいように感じます。

私はアイロンを一切使わないわけではなく
しわ伸ばしとしてアイロンを使用することはありますが、
それは一部分だけです。
(あまりにも皺だらけの場合はプレスや丸洗いに出します)

匂いを取るとなると着物全部にアイロンをかけることになりますが
全部にかけるのは結構体力も使いますし大変です。

普段からアイロンを使用している方なら大変ではないかもしれませんが
私の生活ではあまりアイロンの登場回数が多くないので
使用についての自信がないのです。

私はこの
「自分の力量に合わせて着物を楽しむ」
ということも大事だと思っているので
アイロンについては最初から諦めています(笑)

どうしても必要ならば学ぶしかありませんが、
干す→丸洗い→消臭剤の工程で満足しているので
今のところ学ばなくていいかなと思っています。


(気軽に楽しくが好き☆)

まとめ

着物の匂いの取り方は

①風通しの良い日影に干す
②丸洗いに出す
③冷蔵庫の消臭剤とともにビニール袋に入れて放置

の3段階で大体のものは着られるようになります。

避けるのは

消臭スプレーなどの水分

アイロンはご自身の力量に合わせて☆

です。

難しいことは考えず、楽に可愛い着物と付きあっていけますように☆

では、また次回。
じゃぃねー。

 

 

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