【初心者向】何から覚えたらいい?最初にマスターすると良い帯結びの選び方

ハウツー

ごきげんよう、椎名さん。です。

本日は「【初心者向】何から覚えたらいい?最初にマスターすると良い帯結びの選び方」のお話です。

帯結びは無限大

帯結びの種類ってめちゃくちゃ沢山あると思いませんか?
帯結びの本はそれだけで何冊も発行されているほどだし、
見ているとあれもこれもできるようになりたくなる!
とはいえ、雑誌や道ゆく人を見るとさほど変わった結び方をしている人は少ない・・・。

はて、私はどれから覚えたらいいのだろう?
となりませんか?

簡単なのがいいな。
でも可愛いのがいいな。
まず最初に覚える基本形っていうのはあるのかな?
など等・・・

本日は最初に覚える帯結び、どう選ぶ?
というお話です。

最初に申し上げておくと、私は大変に不器用です。
それはもう自他ともに認めるほどに(笑)
そんな私が考える「最初に覚える帯結び」のお話です。

毎回違う帯結びにチャレンジするのも楽しいものではありますが
自分の中の定番を持っていると
「ミスしにくいし、準備の時間も読みやすい」
というメリットがあります。
自分の中の最初の定番を探すのに役立ててください。

少しでも参考になれば幸いです。

まず覚えるべきものは決まってる?

まず最初に、普段着着物において
「最初に絶対に覚えなきゃいけない帯結び」
は存在しません。

難しくたって自分が好きだなと思うものの方が
意欲を持って覚えることができるでしょうから
むしろ「好き」を優先させることをお勧めします。

とはいえ、これを覚えておくと汎用性があるよ。とか
こういうシーンで着たいと思っているならこれを覚えるといいよ。
というのはあるな・・と思うので今日はそのお話をしていきます。

帯結びの覚え方については、
まず最初に帯結びの本を見てみて
「こんな結び方があるんだなー」
「これ可愛いなー」
「これが好きだなー」
とご自身の琴線に触れるものがどんなものなのか知るといいなと思います。

正直に言うと
可愛い!と思ったものは難しすぎてできなかった・・・
ということも大いにあり得るのですが、
それでも自分はどんなものに惹かれるのかを知っておくのは大事だと思うのです。

私は初心者キモノスキーの頃着付と帯結びの本は2冊ほど購入しました。
そのうちの1冊は今も見返したり
SNSで見たことのない帯結びを見かけると
「これってどうやって結ぶんだろう?」
と調べるのに役立ってくれています。

見かけた帯結びが可愛くて
自分でもできそうなくらいの難易度ならばチャレンジしてみることもあります。
(何年も着ているとできる幅も広がっていたりもします)
そういう辞書的な役割も果たしてくれるので
1冊持っておくと便利だなと感じるのです。

とはいえ、本だけでは細かいところが分からない!!
ということもよくあるので
その際はYouTubeで帯結びの動画を探して見てみます。
帯結びの名前で検索すると丁寧に教えてくれているものが多々出てきます。
本の写真では写らない「このコマとこのコマの間」は見れるのは動画のいい所です。

名古屋帯ならば・・・


(お太鼓以外だと綺麗に柄の出ない帯・・・)

まず最初に名古屋帯の結び方で最初に覚えるのは
オーソドックスな「お太鼓」をお勧めします。

他にもたくさん結び方があるのに!?
覚える意欲もあるのに!?
と思う方もいるかもしれませんが、
これ、名古屋帯のアレンジ結びをするにしても
ベースはお太鼓になっている・・・とか
途中まではお太鼓と同じ手順・・・・というのが良くあるのです。

しかも全通柄(全てに模様が入っているもの)や無地ならともかくとして
ポイントで模様が入っているものについては
お太鼓を締めることを前提として設計されているものが多く
変わり結びをすると柄が綺麗に出ない・・・
ということもよくあるのです。

なので名古屋帯の結び方は
まずお太鼓を覚えて、その上でアレンジ結びにチャレンジすることをお勧めします。

半幅帯ならば・・・

最初に着物を着ようと思った時に覚えるならば
半幅帯の結び方!という方は多いと思います。

着付教室でも半幅帯を履修してから名古屋帯を習うという流れが多いようですし
浴衣でも着物でも使えます。
しかも結び方によっては
帯締めや帯揚などの小物が不要なので
まだ物の揃っていない初心者キモノスキーには
半幅帯が最初のハードルを下げてくれるのです。

小物を揃えたくない!ならば・・・


(文庫結びのアレンジ版)

まだ着物を始めたばかりで何も持っていない・・・
色々欲しいものもあるし予算は限られているし、
できれば帯締や帯揚なしで結べるのがいいよ・・・
という人には文庫結びなどははお勧めです。

着付や帯結びの本を見ると最初に出てくることの多い
帯の上にリボンがちょんと乗ったような
浴衣でよく見る結び方ですね。

この結び方は帯結びの最初に出てくるだけあって
ここから派生したアレンジ結びも多くあります。
まず、文庫結びを覚えて
アレンジも後々増やしたいな・・・と思っている場合も
この結び方を知っておくのは便利だと思います。

背もたれにしっかり持たれたいならば・・・


(この時は吉弥結び)

しょっちゅう車に乗る、
映画館などでしっかり背もたれに背中を付けたい
など、よく背中側に身体を預けることあ多い人は
ペタンコになる帯結びがお勧めです。

私はご飯を食べに行くときなども
「楽ちんでいたーい」という思いから
もっぱらペタンコ結びが多いです。

「片ばさみ」など小物なしでもできる結び方もありますが、
比較的帯締が必要な帯結びが多く
華やかというよりもきりっとした印象になるものが多いです。

「吉弥結び」「貝ノ口」「カルタ結び」・・・と
ペタンコ結びの種類も多々あります。

普段着キモノスキーの間で
結ぶのが楽!!と指示されているのはカルタ結びでしょうか。
私ももっぱらこればかりになってしまいます(笑)

ペタンコ結びは結構短めの帯でも締めることができるものが多いのも
リサイクル着物を多用する私にとってはありがたい所だったりもします。
昔の帯には短いものも多いので
可愛いけど短すぎて結べない・・・という時も
カルタ結びならOK!ということがあります。

ボリュームが欲しいならば・・・


(こちらは三重紐を使った帯結び)

おしりの形を隠したい・・・
華やかなボリュームが欲しい!
という場合はひらひらと広げるように見せるパタパタ結びがお勧めです。

こちらは三重紐というグッズがあれば便利にできますが、
なくてもできます。

三重紐があると名古屋帯や袋帯の時のアレンジ結びにも使用できますし
そうお高いものでもないので
1本持っていると便利だなと私は思っています。

昔お話しした呉服屋さんの店員さんは
多少くしゃっとなっても様になるし
不器用さんでもやりやすいし
ぱっと見た時に華やかに仕上がるので
簡単なのを・・と言われたら最初はこれを教えちゃいます!
という方もいらっしゃいました。

この結び方はボリュームを出すために
ある程度の長さが必要です。

現在新品で売られているような4mくらいのものなら問題ありませんが
リサイクルの短い帯だと難しい・・・
という場合は他の布や兵児帯と合わせて2枚使いしてしまう
という手もあります。

最初から別の布を買ってきてやる必要はありませんが
いつかそんなアレンジもできるよー。
ということを心の隅に置いておくと
「この帯飽きてきたなー・・・」
なんて時も組み合わせ次第でまたお気に入りに復活するかもしれません☆

 

番外編

これは帯結び・・・ではないかもしれませんが、
帯結ばない帯結びもおススメです。

結ばないので楽ちんですし、
結ばないので苦しくない!
上級者編と呼べるちょっと難しくハードルが高いものもありますが
基本的には体に巻き付けるだけです。

ちょっとだけやり方を覚えておくと
「新しい帯結びに挑戦したけど失敗した!
もうやり直している時間はないよ!!」
なんて時もパパっと巻き付けてお出かけできます。

ベルトか帯締は必要になりますが、
覚えておいて損はない帯結びです。

→関連記事「「帯結ばない帯結び ayaayaさん著」レビュー」

まとめ

1番最初に覚える帯結びに決まりはありません。
自分の「好き」や「求めているもの」を優先して選ぶことがお勧めです。

名古屋帯ならお太鼓を!
これを基準にしたアレンジが多いので、まずは履修しておいて損はないです。

半幅帯なら・・・

・小物を揃えたくないなら
 文庫やそのアレンジに当たるものを
・もたれられることを優先するなら
 貝ノ口・吉弥結び・カルタ結びなどのペタンコ結びを
・ボリュームを出したいなら
 三重紐などを使ったパタパタ結びを

番外編として帯結ばない帯結びもおススメです!

自分の生活と好みに合った帯結びを覚えて
快適な着物ライフを過ごせますように!!

では、また次回。
じゃぃねー。

 

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